2025/05/01（木）UP
（最終更新：2025/05/01 16:52）

松田龍聖が半年ぶりに試合復帰する

　5月11日（日）東京・立川立飛アリーナにて開催される『SPACE ONE×BOM』で約半年ぶりに試合復帰する、元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者・松田龍聖（大原道場）のインタビューが主催者より届いた。松田は54.50kg契約のキックボクシングルールで、中国の盛一倬（シェン・イージュオ）と対戦する。

【フォト＆動画】松田が強烈な右でKO！無敗ラジャ王者に勝利する瞬間

　昨年12月のゴッダオ戦から約半年ぶりのリングに登場する松田は、「その時の試合の序盤で三日月蹴りを蹴ったら右足の指を骨折してしまい、その治り具合が悪く復帰が遅くなりました」と、試合間隔が空いた理由を説明する。

　右足が使えない期間は、走ることもできず「パンチだけの練習やフィジカルの強化を重点的にやっていました。右足を使えない分、他の場所を強化できたのでさらにパンチに磨きがかかり、技術もレベルアップしたと思います」という。今では「100％で蹴ってますし、問題なく戦えます」と完全復活を果たした。

松田龍聖が中国人選手と初対決

　ここ4戦はムエタイルールでの試合が続いていたが、今回は23年12月のHOOST CUP以来のキックルールでの試合となる。「今度は自分の土俵のキックルールでできるし、僕のできないことはないので楽しみですね」と話す松田は、「ムエタイルールで見つけた距離があり、それをキックルールに活かせると思うので、そういう練習をしています」と、ムエタイルールで培った経験をキックルールにも活かす準備を進めているようだ。

　対戦相手の盛については、15秒ほどのダイジェスト映像しか見ていないが「いつもと同じで相手のことは重要ではなく、自分が強かったら負けない相手なので、そこからは相手のことを調べるのを止めました」と言い、「今回のテーマは、相手に勝つことではなく自分に勝つことですね」とする。

先日の会見に出席した松田龍聖（右から2番目）、同大会でタイトルマッチの城戸康裕（右）らと

　それでも、相手の印象について問われると「ダイジェスト映像では飛びヒザでKO勝ちしていたので、そこは警戒しないといけない」と分析。また、中国人選手特有の「むちゃくちゃガツガツ来てタフなイメージ」もあるといい、そこも警戒しているという。

　そして、今回の試合で松田が目指す勝ち方は、驚きのものだった。「相手は手足が長くて近い距離で戦うのは多少怖いなとは思いましたが、だからこそ、そういう距離で倒したいと思いました。例えば、顔面飛びヒザ蹴りだと相手に当たらないじゃないですか。『デカい相手にそういう倒し方は無理やろ？』と思われる倒し方でも倒したいです」と衝撃的なKO決着を狙う。

　最後にファンへのメッセージとして「初の中国人選手が相手なのでどんな感じで戦ってくるか分かりませんが、いつも通り圧倒して勝って次につながる試合をします。応援よろしくお願いします」と語った。

＜対戦カード＞
▼SPACE ONEキックボクシングルール　54.50kg契約　3分3R
松田龍聖（大原道場/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者）
vs
盛一倬（＝シェン・イージュオ/中国/盛力人和搏击俱乐部）

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