【月間ベストファイター・7月】18歳・松田龍聖がタイ王者をKOしラジャダムナン王者に「キックとムエタイの二刀流で行く」”あの選手”との対決熱望
毎月イーファイトのサイト名にちなんでより良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2024年7月のベストファイターは、7月14日(日)TIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム)にて開催された『RWS JAPAN』(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)の[ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5kg)タイトルマッチ]で、41連勝中の王者クンスックレック・ブームデックシアン(タイ)を2R 失神KO勝利に沈め、劇的戴冠した18歳の松田龍聖(大原道場)に決定した。(2024年8月14日UP)
PROFILE 【獲得タイトル】 【戦績】 5歳の時からキックボクシングを始め、アマチュア戦績は約200戦、獲得したタイトルも10を超える。 今年4月のRWS JAPANでは初のムエタイルールで格上の石井一成と対戦し、大接戦を繰り広げた末にドロー。 |
選考理由
1.41連勝の王者・クンスックレックにKO勝利
2.ムエタイ2大殿堂の一つ、ラジャダムナンスタジアム認定王座を弱冠18歳での獲得
3.本格ムエタイ経験わずか2戦目にして戴冠
選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ
受賞された松田選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。
贈呈:ゴールドジム「倒した瞬間は、頭が真っ白になった」と松田は振り返る。「あの相手に、自分がこの勝ち方を…」興奮で何も考えられなかったと言う。
相手のクンスックレックは、現在タイで最も注目を集める選手だ。41連勝中で、ラジャ王座の他にも3つのムエタイタイトルを獲得している天才として知られる。
今年4月に、RIZINの那須川天心戦やRISE参戦など、日本でも馴染み深いクマンドーイを破り、ラジャのバンタム級王座を戴冠。5月には1階級上のスーパーバンタム級王者ペットサイヤムを初防衛戦に迎え、ハイキックKO勝利し評価を上げ続けている。
■「相手はチャンピオン、倒すしかない」
試合では1R、松田がクンスックレックの右ミドルを何度も掴み、こかすもレフリーから口頭で注意を受ける。パンチ主体に攻める松田に対し、クンスックレックは左ミドルを連打。ジャッジは三者ともクンスックレックを取った。
松田は「これはムエタイルール。ラウンドが終わる前にも『蹴りで(ポイントを)取られたな』と思った」と、相手の採点になっていたのはわかっていたと言う。
しかし「ポイントは全然気にしていなかった。判定まで行ったら、蹴り数の多いほうが有利、負けちゃうかなと。しかも相手はチャンピオン。倒すしかない」と当初から倒しての勝利のみを狙っていた。
クンスックレックのミドルは「痛かった。試合が終わってから腫れていった」と長く続いたらパンチやディフェンスに支障が出てくるかもしれなかった。
また、接近の際にクンスックレックは縦ヒジを狙っていたが、松田は「ヒジは警戒していた。一発もらって切れたら、終わっちゃうんで。常に自分の距離で戦うようにしていた。そうすれば、パンチは当たらへんから」と松田の得意なパンチの距離でも細心の注意を払っていたと言う。
▶次ページ:KOパンチは作戦通り/「負ける想像が出来んかった」/戦ってみたい相手は?
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