2025/07/16（水）UP
（最終更新：2025/07/16 17:21）

岡田遼（左）は、弥益ドミネーター聡志（右）と引退試合で激突

　7月16日（水）、東京ドームホテルにて修斗の記者会見が行われ、総合格闘技ジム「THE BLACK BELT JAPAN（以下、TBJ）」主催の新シリーズ『Lemino修斗』が、ドコモの映像配信サービス「Lemino」にて独占生配信されることが発表された。第1回大会は、引退試合となる岡田遼が弥益ドミネーター聡志とメインイベントで対戦することが決まった。

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「Lemino」では、9月2日（火）に東京・後楽園ホールにて開催の新シリーズ『Lemino修斗』を皮切りに、26年3月までに東京・沖縄で行われる計4回の大会を放送する。
『Lemino修斗』は平良達郎が所属するTBJが主催し、修斗が認定・協力する大会となる。これは、平良がドコモとスポンサー契約を受けたことが縁となり、同社がTBJ主催大会を映像配信することになったのが経緯だ。

9月大会で引退すると宣言した岡田

　登壇したTBJの鶴屋浩会長、TBJ沖縄の松根良太会長、日本修斗協会の佐藤ルミナ理事長が、それぞれ修斗の可能性や大会への思いをコメント。そしてメインイベントで対戦する、元修斗世界バンタム級の岡田遼と元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志も意気込みを語った。

　岡田は「記念すべき第1回大会で手をあげさせていただきまして、この大会で現役引退を決めました」と明かし、弥益との対戦については「誰とやりたいか？と松根代表から聞かれ、最後は弥益さんとやりたいと伝えました。ただ団体の垣根もありますし、階級も違いますし、難しいと思っていました。でも岡田の引退試合の相手なら受けると言っていただき、男気と心意気に感動しました」と続けた。

弥益は岡田の引退試合の重みを嚙みしめて戦うと明かした

　対する弥益はオファーがあった時に「冗談かなと思いました。階級も違うし団体も違う。思考の外からやってきました」と驚いたといい、「1週間悩みました。大体オファーをいただいた時は試合のことを考えるんですけど、岡田さんの最後が自分でいいのかという葛藤がありました」と団体や階級の違いよりも、最後の相手が自分でいいのかが、引っ掛かっていたようだ。

　だが弥益は、「1年以上競技から離れている状況ですが、自分自身も岡田さんの最後の相手という役割を与えていただき、それなら俺もやりたいなと思えるようになりました。こんな稀な機会をいただき、岡田さんの最後に相応しい試合を、今までにないくらい自身を追い込みたいと思います」と決意に至った気持ちを熱く語った。