【空手】”高速パンチ女子”目代結菜、決勝で勝負を決めた”飛んで”時間差ハイキック!「あんな角度初めて」
5月30日・31日に行われたJFKO主催『第10回記念全日本フルコンタクト空手道選手権大会』の女子・軽重量級では、”高速パンチ女子”目代結菜(23=新極真会東京城南川崎支部)が、悲願の初優勝。
決勝では、同級の世界女王・網川来夢(22=新極真会福岡支部)に、「目代蹴り」とも呼べる新技、時間差のハイキックが勝負を決めた。スローで見るとその凄さもわかってきた。
【動画】スローで見ると凄い!目代の”飛んで”時間差ハイキック!
目代は、昨年行われたJFKOの世界大会『第1回WFKO世界大会』の女子軽重量級では、網川に本戦判定で敗れ準優勝に。注意が響いた悔しい内容だった。
過去の新極真やJFKOでも準優勝や3位が続いたが、悲願の初優勝を決めた。
■宿敵との再戦、悲願の初優勝へ
準決勝でもこのハイキックとパンチ連打で本戦判定勝利。迎えた決勝戦では昨年の世界大会と同じ、網川と対戦。
網川の171cmの高身長を生かした前進を、目代は鋭いパンチ連打、ステップで切り崩す。ほぼ互角の展開の中、最終延長は更に手数を上げた”高速パンチ”を連打。そして決め手となった右のハイキックをヒット!網川のアゴが上がる。
技ありにはならなかったが、このヒットは確実に判定に影響したはずだ。その後も目代は勢いを止めず、判定5-0の完勝で、初優勝をもぎ取った。
■この“目代蹴り”を分析
この勝敗を分けた可能性もあるハイキック。撮影した動画をスローで見ると、通常、抱え込むとすぐに蹴り出すが、目代はしっかり右足を抱え込んで右の回し蹴りと見せかける。通常ここで蹴りが伸びるので網川はハイキックのガードをする。しかし目代はここで蹴らず、さらに右膝を相手の内側まで回し、そこから横蹴り!これが網川にヒットし、アゴを跳ね上げている。さらに蹴り終わりが「内回し蹴り」のように相手の正面に着地すると、それがパンチを打つ姿勢となっているのだ。
目代の師、城南川崎支部の入来武久師範は、「あの出入り時のハイキックは目代が普段から練習している。しかし、今回のようにあそこまで抱え込んで、あんな角度で入るというのは、初めて見た。身体が柔らかいと感心しました」と語る。
目代にこの蹴りについて聞くと「これは、この試合に向け練習してきた技です。網川さんは、私の蹴りが出てくると思って早めにガードしたら、私がここまで足を抱えるとは思わず、タイミングがズレて顔に当てることが出来たのかな?と思っています」と語った。
現在も他の蹴り技も含め研究し、進化させているようだ。得意の高速パンチがあるから蹴りも活きる。
さらなる”目代蹴り”の進化に注目。次戦は7月19日(日)、国立代々木競技場 第二体育館にて開催される世界の強豪8名によるワンデートーナメント『第2回 空手チャンピオン・オブ・チャンピオンズ(KCC)』に参戦。前回は初戦で敗退したが、この勢いで優勝できるか期待したい。
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