【岡山ジム興行】代打の古河拓実、髙橋聖人を下してトーナメント制覇
▼第8試合 70kg契約 3分3R ※ヒジあり
○馬木樹里(岡山ジム)
判定3-0 ※30-25、30-25、30-24
●森本一陽(NEXT LEVEL渋谷)
今年から仕事の都合で岡山を離れ、千葉のモリタキックボクシングジムを練習の拠点とする馬木が岡山に凱旋。過去にBigbangとJ-NETWORKでスーパーウェルター級王者になった森本を迎え撃った。
地元でのビッグマッチ、しかも所属ジムの自主興行だけに、この日の馬木は猛ハッスル。1Rから下から上の軌道の左右の縦ヒジを積極的に打っていく。さらにはプロレスラーばりに森本の頭上にヒジ打ちを打ち下ろす場面も。その勢いで左のタテヒジで先制のダウンを奪ったかと思えば、右のミドルキックで2度目のダウンを奪う。
馬木のKO勝ちは時間の問題かと思われたが、2R以降馬木の攻撃のテンポは落ち着いてしまう。もう一度ギアを上げ、3R終盤に右のパンチで3度目のダウンを奪ったが、倒し切るまでには至らなかった。
判定は三者とも大差で馬木を支持し、故郷に錦を飾った。試合後は地元やモリタジムの関係者に感謝の気持ちを述べ、最後はセコンドに就いた2歳の実弟・馬木愛里に「(復帰を)兄ちゃんは待っているけん。ふたりで頑張ろう」と兄弟での快進撃を誓った。
▼第7試合 ワンキャッチワンアタックルール 65kg契約 3分3R
○久保田有哉(TARGET)
判定2-0 ※29-28、29-28、29-29
●木村“ケルベロス”颯大(心将塾/RISEスーパーライト級8位)
“左ボディの肥後もっこす”久保田が大金星を挙げた。過去に城戸康裕や山口兄弟を破っている魔界からやってきた実力派の木村からフルマークの判定勝ちを収めたのだ。
最大の勝因は以前から「得意なテクニック」といってはばからない左ボディ。無骨にコツコツとボディパンチを浴びせていくと、木村は徐々に失速。2R以降は完全に試合の主導権を握る形で、ジャブやカウンターのヒザ蹴りで反撃しようと試みるケルベロスの思いを断ち切った。
最近はキッズからキックや空手を始め、プロに転向した時点ですでに完成された選手は非常に多い。そういう意味でいうと、久保田は例外。うまさより日々のジムワークで培った必殺技による一点勝負で勝負する、昭和の職人気質というべき風情が漂うキックボクサーだ。2023年3月以降、3年以上白星から見離されていたが、諦めないで続けてきた甲斐があった。
一方、ケルベロスはこれでまさかの3連敗。敗れたことより、2R以降の元気のなさが気になった。スランプ脱出はいつの日になるのか。
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