井上拓真と次戦濃厚の相手は“KO率87%”の猛者!WBC世界1位、その強さとは
WBC世界バンタム級王者・井上拓真(30=大橋)の次戦相手として、強打者アンドリュー・ケイン(30=英国)が浮上している。10月2日更新のWBCランキングで同級1位に立ったケインは、15勝(13KO)1敗、驚異のKO率87%を誇る。
過去にはわずか19秒で相手を沈めたこともある、危険なパンチャーだ。
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ケインは身長163cmと小柄ながら、鋭い踏み込みと強烈な左右のフックを武器にする。22年4月のパブロ・アリエル・ゴメス戦では、開始直後に強烈な右を叩き込み、相手はダウン。立ち上がるも足元がふらつき、わずか19秒でTKO勝利。WBCインターナショナル・スーパーバンタム級シルバー王座を獲得した。
今年2月のWBC世界挑戦者決定戦でも、その破壊力を見せた。メキシコのアレハンドロ・ゴンサレスに8回、ボディ攻撃で2度ダウンを奪われたが、9回に猛反撃。左フックで相手を倒すと、さらに連打で追い詰め、膝から崩れ落ちたところでTKO勝利。逆転劇で世界挑戦へ大きく前進した。
9月27日、拓真に敗れた那須川天心がWBC同級1位から3位に後退すると、ケインが2位から1位に浮上した。
■元世界王者ニック・ボールと同門、世界屈指の強打者へ
ケインは幼い頃からけんかっ早く、10歳でボクシングを始めると、アマチュアでは国内タイトルを5度獲得。
元WBA世界フェザー級王者ニック・ボールと同じ、英国リバプールの名門エバートン・レッド・トライアングルジムで鍛える。自身のSNS写真や計量でも、厚い胸板や発達した肩が目を引く。
トレーナーのポール・スティーブンソン氏は、海外インタビューでケインを「本当に危険な男だ。めったにいない逸材で、獰猛なだけでなく非常に賢い」と絶賛。単なる力任せではなく、相手を追い詰めて仕留める技術も強みだ。
ケイン自身も今年1月、米ボクシング専門誌『The Ring』のインタビューで「これまで通り相手をKOし続ければ、最後にはそこにたどり着く」と世界王座への自信を示した。
一方の井上は9月27日、那須川天心との再戦に判定勝利し、2度目の防衛に成功。次はケインとの指名試合が有力視される。技巧派の井上に対し、強打と決定力で迫るケイン。日本の王者は、この英国の危険な挑戦者をどう迎え撃つのか。
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