2019/08/11（日）UP
（最終更新：2019/08/11 02:48）

Def Fellow
『REBELS.62』
2019年8月10日(土)東京・後楽園ホール

▼第7試合　REBELS-MUAYTHAI スーパーウェルター級王座決定リーグ戦　3分3R（延長なし）　REBELS-MUAYTHAIルール
◯津崎善郎（LAILAPS東京北星ジム）
判定3-0 ※三者とも30-28
●光成（ROCK ON）

　現在勝ち点が3点の津崎と勝ち点0点の光成が激突する。津崎は「今回勝ってタイトルを取りたいと思います」と豪語。対する光成は「一番噛み合う相手との対戦になった」と胸を弾ませている。激闘を制して勝利を掴むのはどちらか。

1R、津崎が右ローからの右ストレートをヒットさせると、光成も右フックを当て返す。中盤に津崎が右ストレートを効かせて後退させて、右ヒザを突き刺していく。2Rになると光成も果敢に前に出て右ミドルや左フックを狙っていくが、パンチのヒット数と圧力では津崎が上回り、組んでの右ヒジや右のボディフックを織り交ぜる。

　最終ラウンドは後が無い光成は果敢に前に出て、右ミドルや右フックをヒットさせるが、津崎は左ボディや右ヒザで牽制して光成を中々近づかせない。終盤には両者のパンチが交錯するが、両者打ち疲れが明らかに。光成は終盤にヒット数を増やすも、ペースを戻すことはできず試合の主導権を握った津崎が判定勝利。タイトルマッチに出場する権利を得た。

　勝利した津崎は「応援ありがとうございました。しょっぱい試合になってはしまいましたが、勝ってタイトルマッチに繋げることが出来てよかったです。吉田選手とは３回目の対戦になります。１回目はドローと、2回目は判定負けとなっていて、次は勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」とコメント。対戦相手の吉田はリングに上がり「次回はみんなが見て分かるように倒して勝ちたいと思います」と撃破に自信をのぞかせと、津崎は「今度は僕が倒して勝ちます」と返答した。

吉田（右）が右ストレートでKO勝利

▼第6試合　REBELS-MUAYTHAI スーパーウェルター級王座決定リーグ戦　3分3R（延長なし）　REBELS-MUAYTHAIルール
◯吉田英司（クロスポイント吉祥寺）
TKO 1R 2分53秒　※右ストレート
●降籏健嗣（士道館　ひばりケ丘道場）

今年の2月から行われている４選手によるリーグ戦。1位と2位の選手で王座決定戦を行うことが決まっている。吉田は勝ち点が5と現在トップ、対する降籏は勝ち点が2となっているが逆転のチャンスは十分にある。吉田が勝ち点８を獲得して、王座決定戦に出場が決まった。

　1R、降籏がサウスポーで前進してワンツーを振るっていくと、吉田が左フックを引っかけるようにヒットさせて降籏がよろめく。吉田は効いたと判断して、ワンツーからのヒザで攻め立てて、右ストレートをクリーンヒット、ダウンを奪う。

　さらに追撃して振りかぶっての右ストレートを何度も振るっていくと降籏の首が何度も跳ね上がる。そのままレフリーが試合続行不可能と判断したため吉田のKO勝利となった。勝利した吉田は「応援ありがとうございました。自分が必ずチャンピオンになります」とアピールした。

小西（左）が圧巻のTKO勝利を収めた

▼第5試合　80kg契約　3分3R（延長なし）　REBELS-MUAYTHAIルール
◯小西拓槙（クロスポイント吉祥寺）
TKO 2分19秒　※セコンドからのタオル投入
●ナンファーCHU（アントジム）

　小西は、80kgとだけあって体重が合う対戦相手がいないというのが現状。この階級のベルト創設を目指しているだけあって、ここは負けられないところだ。対するCHUはアマチュアボクシング出身のファイター。25歳の時には一度網膜裂孔で競技を断念するが、キックボクシングを始めて41歳でデビューした異色の存在。

1R、序盤から小西が左ローを走らせると、CHUは左ストレートをヒットさせる。中盤に小西が左フックを聞かせて後退させると、さらに追撃の左ヒザを顔面に2度ほど当て込んでぐらつかせる。そのまま左ローキックで、CHUをこかせるとダメージは明らかでセコンドからタオルが投入されたため小西のTKO勝利となった。

　勝利した小西は「日本人で80kgは試合するのが難しい階級ではあって、なかなか試合できないですが自分が重量級であるこの階級を引っ張っていきます」と力強くコメントして、自身の階級のREBELSタイトル創設をアピールした。