【シュートボクシング】村田義光が投げ技でポイントを重ね、蹴拳王者に逆転勝利
シュートボクシング協会
『SHOOT BOXING 花やしき Extreme.2』
2019年8月24日(土) 東京・浅草花やしき・浅草花劇場
▼メインイベント 第6試合 68.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級5位)
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM/蹴拳ウェルター級王者)
※本戦は28-28、28-27、28-28
村田はシーザー武志会長の次男。身長182cmで、長いリーチを活かした打撃を得意とする。2018年9月にプロデビューし、3戦目で1RKOの初黒星を喫した以外は、全ての試合でKO勝利を飾っている。戦績は6戦5勝(5KO)1敗。
対戦相手のCAZはJ-NETWORK、RISEなど様々な団体のリングでキャリアを積み重ね、蹴拳では王座を獲得し、35戦15勝(4KO)15敗5分の戦績を持つベテラン選手。
メインに抜擢され気合い十分の村田だが、1RにCAZの左フックを浴びてダウンを喫した。立ち上がる村田はダメージを見せることなく、組んでのヒザ蹴り連打で反撃に出る。
2R、CAZはパンチをヒットさせるが、村田は構うことなく組んでのヒザ蹴りで削っていく。
3R、積極的に組み付いて投げ狙いのCAZに対し、村田は豪快にバックドロップ(後方への投げ)を決めてシュートポイント2を獲得。乱打戦に持ち込むCAZに、村田は冷静に対処しヒザを当てていく。
本戦はドローとなり、延長戦に突入。ここでも組み付くCAZに、村田はヒザ蹴りを当ててていき、首投げ(前方への投げ)でシュートポイント1を奪取。フロントチョークも極めにいく村田は最後まで積極的に攻め、判定勝ち。
マイクを握った村田は「しょっぱい試合をしてすみませんでした。これからも練習を頑張って次回は面白い試合を見せるようにします。SBはNo1です。これからも応援よろしくお願いします」とアピールした。
▼第5試合 SB日本ライト級(62.5kg契約) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇増井侑輝(真樹ジムAICHI/MA日本スーパーライト級4位)
KO 延長R 21秒 ※左ハイキック
●ポッシブルK(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーフェザー級4位)
※本戦は29-29、28-29、29-29
増井は今年6月にSB初参戦し、SB日本ライト級王者・西岡蓮太に判定負けしたが、得意の左ミドルを主体に攻めて驚かせる場面も。対するポッシブルはトリッキーな動きから繰り出すパンチ、蹴りを得意とする実力者だ。
1R、サウスポーの増井は右ジャブを突きながら前進し左ミドル。ポッシブルはひたすら下がりながらパンチを細かく返して譲らない展開。
2Rも増井が前に出て追う展開ながらも、ポッシブルはパンチ、ローを返していく。
3R、激しく打ち合う中、ポッシブルは胴回し回転蹴り。増井の左ハイキックでポッシブルは額をカットし流血。お互いにパンチを交錯させたが、決め手に欠けて本戦はドロー。
延長R、増井が左ストレートでぐらつかせ、左ハイでKO勝ちした。
▶次のページはヘビー級の内田vs小澤、浅草大会レギュラーのイトーvsデビュー戦の笹野、シーザージム期待の山田ツインズ
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