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【新日本キック】重森陽太が元ラジャ王者に善戦も引き分けに=試合結果&レポート

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2019/09/01(日)UP

左ストレートを伸ばしていく高橋(左)

TITANS事務局(認定:新日本キックボクシング協会)
『TITANS NEOS 26』 (3P目)
2019年9月1日(日)東京・後楽園ホール

▼第8試合 ライト級 3分3R
○髙橋亨汰(伊原道場本部/日本ライト級王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、29-28
●ラックチャイ・ジャルンクルムンムエタイ(タイ/アマムエタイ60kgタイ王者)

 高橋は前回の内田雅之とのタイトルマッチで勝利して悲願の日本ライト級王座を獲得した。戦績は21戦16勝3敗。今回の対戦相手は新日本キックボクシング協会2階級制覇王者の重森陽太を苦しめたラックチャイとなった。同選手は強烈なヒザ蹴りと首相撲を得意としているため高橋にとって進化の問われる一戦となった。

 1R、高橋がサウスポーで左ロー、ミドルを当てていくと、ガードをしっかり上げたラックチャイは距離を詰めての右の横ヒジを狙っていく。高橋はこれをしっかりガードして鋭い左ローを返す。

 2R、ラックチャイが接近しての右ヒジやヒザを振るっていくと、高橋は前蹴りで突き放す。高橋が左ストレートをヒットさせると、ラックチャイは右ヒザをボディに。

 3R、開始直後に高橋が左ストレートをヒットさせる。ラックチャイはやはり接近して右ヒザをボディに当て込んでいくが、高橋ラックチャイの前進を上手く回り込んで、左のオーバーフックを返す。終盤はスタミナ切れかラックチャイは下がり始め、右ミドルを放つが、高橋が上手くいなして左ストレートをヒットさせてペースを維持。試合運びで高橋が判定勝利をもぎ取った。


初代KING OF KNOCK OUT初代スーパー・バンタム級王者となった弟・江幡塁(左)とラジャのベルトに挑戦する兄・睦(右)

 休憩後に8月18日に行われた初代KING OF KNOCK OUT初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制した、江幡兄弟の弟・江幡塁(28=伊原道場)と10月20日(日)東京・後楽園ホールで行われる『MAGNUM51』で念願の「ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級タイトルマッチ」に挑む、兄・江幡睦(28=伊原道場)がリングに上がって、ファンに挨拶した。

 まずは弟の陸が「8月18日はベルトを取ることができました。ありがとうございました。新日本キックボクシングという大きな看板を背負っての出場で絶対に勝たなければならないトーナメントでした。次は兄である睦が、10月20日伝説的な試合をします。それに向けてこのベルトを取っていいバトンを渡すことが出来たと思っています。次は睦の番です。よろしくお願いします」とファンにベルト獲得の感謝を述べ、兄にエールを送った。

偉業に挑む江幡兄弟の兄・睦

 続いて兄の睦は「10月20日に、新日本キックボクシング創設以来の快挙であるラジャダムナンスタジアムバンタム級のベルトに挑戦することが決まりました。世界で外国人で(タイ人以外の選手がこれまでに巻いたことのないバンタム級の)誰もとったことがないベルトです。これを巻くことができればキックボクシング界に新しい歴史を作れることができると思っています。一生懸命頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」と初の快挙達成に熱意を燃やし、ファンにメッセージを送った。

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●編集部オススメ

・重森陽太がWKBA世界王座を獲得、江幡睦は強豪タイ人に圧巻の1R KO勝利

・伊原代表、レベルスとの5対5対抗戦は「3勝2敗くらい」

・江幡睦「武尊選手といずれどこかで交わることが出来たら面白い」

・江幡塁が小笠原瑛作からダウンを奪う猛攻、初代Sバンタム級王者となる

・ぱんちゃん璃奈が鼻血も接戦を2−0で乗り切る

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