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【新日本キック】緑川創が大苦戦もWKBA王座防衛、ぱんちゃんがタイの美女戦士を圧倒し初KO勝利

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2019/12/08(日)UP

江幡兄弟による”ガチエキシ”で会場は大いに沸いた

▼第9試合 エキシビションマッチ 2分2R
江幡睦(伊原道場本部/WKBA世界バンタム級王者)
※エキシビションのため勝敗無し
江幡塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者/KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者)


HIROYUKIがMASAKINGを圧倒

▼第8試合 セミファイナル団体対決54kg契約 3分3R
○HIROYUKI(藤本ジム/日本バンタム級王者)
KO 2R2分28秒 ※左ハイキック
●MASAKING(岡山ジム/J-NETWORKスーパーバンタム級1位)

 MASAKINGが右ローで攻めるが、落ち着いているHIROYUKIはガードしながらジャブ、右ローでカウンター。MASAKINGが右を振るったタイミングに合わせたカウンターの右フックでダウンを奪う。

MASAKINGは右フックをヒットさせる奮戦を見せたが、2度のダウンを奪われ敗北

 2R、MASAKINGを誘うように右ロー、右前蹴りを見せるHIROYUKI。MASAKINGの右に大きな右フックを合わせるが、離れ際に放ったMASAKINGの右が直撃しHIROYUKIが尻もち。これはノーダウンの判定だったが、明確なクリーンヒットに会場がどよめく。気を良くしたMASAKINGはプレッシャーを強めるが、コーナー付近で放ったHIROYUKIの左ハイキックでMASAKINGが2度目のダウン。立ち上がる意思を見せたものの、足元がおぼつかないMASAKINGを見たレフェリーは試合をストップ。HIROYUKIのKO勝ちとなった。


老沼と濱田の3度目の対決は、老沼が激戦を制しタイトル防衛を果たした

▼第7試合 1部メインイベントREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
○老沼隆斗(STRUGGLE/同級王者)
判定3-0 ※50-49、50-48、50-48
●濱田 巧(team AKATSUKI/挑戦者)
※老沼がタイトル防衛

濱田は粘り強い前進で老沼を苦しめる

 1R、濱田がパンチで前進すると老沼は引き込んで首相撲からヒザ、上からヒジを叩き落す。離れれば老沼の右ミドル、ロー。濱田は距離を詰めパンチを振るうが、老沼のヒジで早くも小さくカットする。

 2R、濱田がプレッシャーを強め、頭をつけてボディ連打。老沼も左ミドルをボディに返し、体力の削り合いの様相を呈す。やや老沼の手数が減ったところで濱田のバックハンドがクリーンヒット。

 3R、濱田が引き続き前進しボディ狙い。老沼は引き込みながら右ロー、首相撲からヒザを打ち込むが、離れ際に濱田の左フックがヒット、ロープに詰めて放つ右ストレートが老沼の顔面をとらえる。

老沼は得意の蹴り技を駆使し、濱田にペースを握らせなかった

 4Rも展開は変わらないが、老沼の右ローが濱田の前足を刻む回数が増える。老沼のジャブに合わせたかぶせ気味の右ストレートが老沼の横顔をとらえるが、老沼の右フックもヒット。老沼の足が回転を上げ濱田が追いかける時間が長くなる。

 最終ラウンドも老沼は濱田のラッシュをガードを固めて耐え、左ミドルと右ローで突き放す。止まらない濱田へ終了直前には老沼が右ハイキックをヒットさせ会場からは大歓声。最後まで休みなく打ち合いを続けた名勝負は、老沼が濱田との3度目の対決も制し、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級の防衛を果たした。


瀬戸口がベテランNOWAYをパンチ連打で振り切り勝利

▼第6試合 団体対決58kg契約 3分3R
○瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/日本フェザー級2位)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-28
●NOWAY(ネクストレベル渋谷/初代MuayThaiOpenフェザー級王者)

 ジリジリプレッシャーをかける瀬戸口にNOWAYがサウスポーから威力のある左ミドルを返す。そのミドルをキャッチして瀬戸口は左右フックを上下につるべ打ち。その後も入るNOWAYにパンチを合わせ続けた瀬戸口が判定勝利を飾った。


津橋はリーチを活かした攻撃を繰り広げ、オリベイラを寄せ付けず判定勝利

▼第4試合 ライト級 3分3R
●ジョニー・オリベイラ(トーエルジム/日本ライト級)
判定0-3 ※29-30、28-30、28-30
○津橋雅祥(エスジム/蹴拳ムエタイ初代スーパーフェザー級王者)

 長身の津橋がサウスポーからの左ミドルでプレッシャー。オリベイラは強引に中に入るがクリーンヒットは奪えない。2Rにはオリベイラの入り際に津橋の左ヒザがボディに突き刺さり、左ストレートから左ミドルのコンビネーションでオリベイラが後退。最終ラウンドはオリベイラが前に出るが、引き込んだ津橋のヒザがボディに入り前進はストップ。ダウンシーンはなかったが、津橋がフルマークで判定勝利をものにした。


多彩な足技も持ち味のバズーカが粘るボムギュを振り切り判定勝利

▼第3試合 団体対決64kg契約 3分3R
○バズーカ巧樹(菅原道場/MA日本キックボクシング連盟スーパーライト級王者)
判定2-0 ※29-28 30-29 29-29
●イ・ボムギュ(韓国/2019年KTK64kg級王者)

 オーソドックスで右ロー、サウスポーにスイッチし左ミドルと器用に攻撃をヒットさせるバズーカ。ボムギュは韓国ファイターらしく被弾しても前進。2Rにはプレッシャーをかけてからの左フックでバズーカをぐらつかせる。それでもヒット数はバズーカが圧倒し、判定はバズーカ。勝利こそしたものの、期待されたバズーカ砲は不発に終わった。


ベテラン炎出丸が疲れの見えるMITSURUを猛追するも前半の貯金を崩せず判定負け

▼第2試合 団体対決スーパーバンタム級契約 3分3R
●炎出丸(クロスポイント吉祥寺/J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
判定0-2 ※28-30、28-30、29-29
○MITSURU(WSRフェアテックス三ノ輪/スーパーバンタム級)

 サウスポーのMITSURUが炎出丸の入りに合わせたタイミングのいい右フックをヒット、ガードの隙間を縫う左ストレート、右アッパーで炎出丸を攻める。手数、ヒット数ともにMITSURUが上回るが、炎出丸はガードを固めて前進しコツコツと右ローを重ねる。最終ラウンドは疲れの見えるMITSURUを炎出丸が首相撲。ヒザ連打で猛追を見せるも、前半の貯金を守ったMITSURUがジャッジ2名の支持を受けた。


極真王者・与座がくせ者・稲石に苦戦、辛くも僅差判定で逃げ切る

▼第1試合 REBELS64kg契約 3分3R
○与座優貴(橋本道場/第6回世界ウエイト制軽量級優勝)
判定2-0 ※29-28、30-29、29-29
●稲石竜弥(team OJ/第2代Bigbangライト級王者、第19代MA日本ライト級王者、第13代APKFスーパーフェザー級王者)

 与座が細かいスイッチを見せながら右ローを放つが、稲石が独特のリズムから放つ左ミドル、ボディブローがヒット。2Rに入るとボディから顔面につなげる稲石に与座の左右フックがヒットし始める。最終ラウンドは与座が左ミドルから顔面を打てば稲石は右ボディ。互角に思えた打ち合いだったが、僅差の判定で与座が勝利をものにした。

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