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【BOM】スアキム、ダウン奪われるも大逆転TKO勝利、名高、梅野も初回KOで決める

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2019/12/09(月)UP

梅野が久々のムエタイルールで伸び伸びと戦った

▼第9試合 BOM ライト級(61㎏) 王座決定戦 3分5R
◯梅野源治(30=PHOENIX/元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者)
TKO 1R2分46秒 ※ヒジ打ちによるカット
●シラーY’ZD GYM(タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)

※この試合の動画(ノーカット)はこちら

梅野がシラーにパンチを叩き込む

 梅野は今年3月から開幕したRISE -61kg世界トーナメントに出場。ムエタイルールとは違い、ヒジなし、首相撲無しのルールだったが、勝ち上がり、9月の決勝ではRISEライト級王者の白鳥大珠にKO負けを喫し日本人相手に初黒星。優勝を逃した。今回はホームであるムエタイルールで再起を狙う。
 対するシラーは戦績300戦の元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者で元オムノーイスタジアムフェザー級王者。オムノーイのタイトルマッチではK-1でも活躍したブアカーオに勝利して王者になっている。日本ではMAキックで大江和也、モハン・ドラゴンに勝利、今年9月にはシラーY’ZD GYMの名で新日本キックに参戦し、重森陽太(WKBA世界ライト級王者)と戦い引き分けるもアグレッシブファイトで会場を沸かせた。日本人無敗を誇る。

梅野はこのヒジ打ちでTKO勝利した

 1R、開始から梅野はスピード感溢れる左ミドル主体に攻める。左ローも打ち分けるとシラーは早くも嫌がる素振り。シラーは軸足刈りでこかすなど対抗。梅野の長いリーチからのジャブ、ワンツーからのロー・ミドルに、シラーは防御が間に合わずもらいつづける。梅野が時折混ぜる左ヒジを警戒するシラー。
 ラスト30秒過ぎ、梅野がパンチにヒジを織り交ぜ猛攻をかけると、右ヒジでカット成功。ドクターは続行不可能を判断し、梅野が貫禄の1RTKO勝利を飾った。

BOMのベルトを巻いた梅野

 梅野は試合後のマイクで「1年ぶりのムエタイの試合で、久しぶりにヒジを使えて、ヒジで勝つことが出来て良かったです。前回9月のRISEで不甲斐ない試合をしてしまったので、もう一度自分の夢に向かってムエタイのベルト、RISEにも参戦させていただいたのでお話があればRISEでも、2つの頂点を極めたいと思います」とムエタイでもキックルールでも、もう一度トップを目指すと宣言した。

※この試合の動画(ノーカット)はこちら


ペットチャワリット(左)が防衛に成功した

▼第8試合 IBFムエタイ・WBCムエタイ統一世界バンタム級(53.52㎏)タイトルマッチ 3分5R
◯ペットチャワリット・ソーチットパッタナ(タイ)
判定3-0 ※47-45、49-46、48-46
●朝陽・PKセンチャイジム(エイワスポーツジム/PKセンチャイムエタイジム)

ペットチャワリット(右)の強烈な左ミドルが突き刺さる

 ペットチャワリットはラジャダムナンスタジアム認定バンタム級8位にランクインしている強豪であり、今回はIBFムエタイ・WBCムエタイ統一世界タイトルの防衛戦。対する朝陽は強烈なローや近距離での豪快なパンチを武器に国内の強豪ムエタイファイターを撃破してきた。今回2つのタイトルを戴冠できるか注目だ。

 1R、朝陽がガードを高く上げて鋭い右のインロー、対するペットチャワリットはサウスポーで強い左ミドルを返す。

 2R開始後すぐに、朝陽が二度右ローを走らせるとペットチャワリットは豪快な左ミドル。朝陽は距離を詰めて右ローからの左フックをヒットさせると、詰め寄って左の強烈なボディ。ペットチャワリットも負けじと左ミドルを軸に対抗する。

このヒザ蹴りが突き刺ささり、ペットチャワリットがダウンを奪った

 3R、ペットチャワリットが前進して強烈な左ミドルを何度も放ち、組みついてのヒザ蹴りを朝陽のボディに突き刺す。朝陽は下がりながらも落ち着いて右ローや左フックで反撃を試みるが、若干押され気味の展開となる。終盤には朝陽が左フックを放つと、ペットチャワリットの左ヒザがヒットした。

 4R、ペットチャワリットが朝陽の中に潜り込むようにして組みついて左右のヒザを連続で放つ。朝陽は右ローや左フックで反撃を試みるが、ペットチャワリットの圧力に2Rにも増して押される展開に。何度も右ヒザをボディに蹴り、強烈な左ボディをめり込ませるとついに朝陽が最初のダウンを喫する。それでも、ペットチャワリットは容赦無く左ミドルや組んでのヒザで襲いかかり、朝陽が2回目のダウンを奪われた。

ペットチャワリットが防衛に成功した

 5R、後がない朝陽が前進して左フックから攻めていくが、ペットチャワリットは完全に流しに入っている。朝陽はそれでも粘り強く全身を続けて、左右のフックをついにペットチャワリットに当て込む。最後まで攻撃し続ける朝陽だが、ペットチャワリットがうまく組みついて攻撃を交わして判定勝利。防衛に成功した。

▶︎次ページは柿沼慶がKO勝利、ガオナーはダウン奪い判定勝ち

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