【RISE】紅絹がダウン応酬の激闘を制して初防衛、伊藤紗弥が衝撃のKO負け
▼第5試合 -52kg契約 3分3R
○スーパーガール・アンナ(タイ/untouchable/TARGET)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●キム・スヨン(韓国/エキスパートジム)
アンナはタイではムエタイナショナル王者としてキャリアを積みつつ、モデルとしても活躍するマルチな才能の持ち主。タイでは同階級に敵なしのため、戦いを求めてRISEのリングに参戦を果たした。対するスヨンはDEEP☆KICKなどで日本のリングに上がり、ミネルヴァライトフライ級8位に名を連ねている。
開始直後にヒットしたアンナの右ローが重く、鈍い炸裂音が会場に響く。アンナは単発のワンツーを何度か見せると、その音の重さに会場からどよめき。早くもスヨンは鼻から出血しドクターチェックを受ける。その後もほとんどワンツー、右ローしか放たないアンナにスヨンは押され続け、ついに右ローでダウンを喫する。
2Rも同じくワンツー、右ローで前進するアンナだが、スヨンも手数を返していく。単発でヒザ蹴り、右ハイキックを見せるアンナの圧力は変わらず、スヨンは押され続ける。3Rもワンツー、右ローを浴び続けるスヨンは手数を出し続け、単発のバックハンドブローを当てるも逆転には至らず。最後までアンナが一方的な試合運びを見せ、日本デビューを勝利で飾った。
▼第4試合 -57kg契約 3分3R
○村上悠佳(TEAM TEPPEN)
判定2-0 ※30-28、29-29、29-28
●ファブンヤ“MAYA”TIMムエタイジム(及川道場)
村上は極真空手からキックに転向後、アマ11戦無敗。所属ジム・TEAM TEPPENの代表で那須川天心の父・弘幸会長が「蹴りのパワーが女子としては規格外」と太鼓判を押す逸材。前回9月大会では全カード中唯一のKO勝利を挙げた。対するファブンヤは、タイ人の両親を持ちながら日本で育った異色のムエタイ戦士。前日の会見では蹴りでのKOを予告している。
1R、村上が右ミドルで先制。蹴り技勝負を宣言していたMAYAはパンチを主体に前進し、村上はそれをヒザ蹴りで迎え撃つ。MAYAがパンチを上下に散らすと、村上は右フックをヒット。MAYAはムエタイの癖が抜けないか組んでヒザを打ち込んでしまいイエローカード。2RにはMAYAがローからワンツーでペースを握り始めるも、村上は飛び込みながらのヒザを連打し強引に流れを引き寄せる。
3Rには村上が左ストレートをヒットさせると、MAYAもワンツーで反撃。これがクリーンヒットし村上が下がると、MAYAは一気に距離を詰める。ここで耐えた村上は再びヒザの連打で反撃。ラウンド終盤には顔面への前蹴りが効いたMAYAへ左ミドルからヒザを突き上げチャンスをつかむも終了のゴング。得意のヒザを打ち込み続けた村上が、難敵のMAYAから僅差の判定をもぎ取った。
▶次ページは神村エリカの弟子・AKARI、松谷綺、宮﨑若菜の一戦
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