【RISE】タイトル初挑戦の平岡琴に、紅絹「まだ早いよ?」と王者の風格=前日計量
2月11日(火・祝)東京・新宿FACEにて開催される『RISE GIRLS POWER 2』の前日計量が10日都内で行われた。
メインイベントのRISE QUEENアトム級タイトルマッチに出場する王者・紅絹(もみ=35=NEXT LEVEL渋谷)、挑戦者・平岡琴(29=TRY HARD GYM)が計量に臨み、紅絹が45.90kg、平岡が45.95kgで共にアトム級リミットの46kgをパスした。
計量後の会見では、RISE主催者である伊藤隆代表が今回のタイトルマッチについて言及。「メインの両者はRISEの戦いを体現してくれる両者。この勝者がRISEを支える選手の一人になると思う」と、タイトルマッチに相応しい激闘に期待を寄せた。
さらにアンバサダーとしてRISE GIRLS POWERを支える元RISE QUEENの神村エリカ氏も登壇。神村氏は前回の大会を振り返ると「自分が選手でこの前の幕開け1発目に出ていたら、チャンピオンも後半の選手も『ちょろいな』と思います」と後半にKOが出なかった昨年11月大会にあえて苦言。「RISEっていうのは倒すイメージ。トップ同士で殴り合って倒す魅せる興行だと思うので、明日以降はもう一回気持ちを入れなおして出場して欲しい」と檄を飛ばした。
その言葉を受けた紅絹は「いろいろ考えてきたんですけど、今のを聞いて目が泳いでいます」と神村氏の発破が思いのほか効いてしまった様子。しかし徐々に気持ちを取り戻し「前回大会で寺山(日葵)選手とやらせてもらってから、自分がもっとできたな、超えていかないといけないなと思っていて、それを考えてずっと練習してきました。平岡選手との3分5Rやるっていうので、少しでも見せられたら」と、前回の戦いからさらに一つ超えた自分を見せると宣言した。
対する平岡も「初のメインで初のタイトルマッチ。量・質ともに最高の準備をしてきました。紅絹選手は強敵だと思いますが、紅絹選手に勝って巻くベルトにこそ意味があるし価値があると思うので、必ず超えてみせます」と挑む姿勢を見せた。
紅絹・平岡の両名は、平岡がプロデビューする前からの旧知の仲。そんな平岡とタイトルを争うことに紅絹は「成長を見てきた選手が今、横に並んでいるというのは感慨深いものがありますけど『まだ早いよ?』とは思ってます」と先輩の意地を見せる構え。それを受けた平岡は「ここで紅絹さんと初タイトルマッチをできるのは運命的。ここで超えるのが意味がある」と、長年追いかけ続けた背中を超える宣言を見せた。
なお、紅絹は自身のSNSにおいて「RISE GIRLS POWERのメインは2連続で私だ‼️若者よ、悔しかったらどかしてみなさい」と王者としての自負を見せていた。今大会では女子高生ファイターを含む多くの若いファイターが参戦。そんな彼女たちに対し紅絹は「すごく個性的な選手が多い。それぞれの個性、パワーをどんどん出してもらって、メインを『もっとやれよ』と押してきて欲しいと思います」と、一丸となって大会を盛り上げようと促した。
そして改めて「私はこの座を譲るつもりはない」と王者のプライドを誇示。「それを脅かすくらい、(メインよりも)前の試合で魅せてほしいので、好き勝手暴れてほしい」と若い選手たちの奮起に期待を寄せた。
<計量結果>
▼メインイベント RISE QUEENアトム級(−46kg)契約 3分5R無制限延長R
紅絹(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENアトム級王者/王者)→45.90kg
vs
平岡 琴(TRY HARD GYM/挑戦者)→45.95kg
▼神村エリカ氏の激励ツイート
RISEに出場するってことに
もっと意識とプライドをもってほしい。申し訳ないけど、今の女子選手に私より良い試合する選手はまだいない
断言できるね
明日はどうかな…楽しみだ。 pic.twitter.com/fGKtuiI8jA
— 神村エリカ (@kamimuraerika) February 10, 2020
☆2.11 RISE GIRLS POWER 2 イベント概要、対戦カードはこちら
●編集部オススメ
・寺山日葵、紅絹との”女王対決”に「大好きな紅絹選手、敬意を持って倒しに行く」=計量
・ベテラン紅絹が那須川梨々戦に「長い歴史見せる3分5Rにする」
・平岡琴、百花が前日計量パス、平岡は「倒せる技は用意してきた」とKO宣言
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!