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【RISE】大﨑一貴、田丸辰に完勝で王座戴冠、前口太尊は壮絶殴り合いを制す

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2020/09/04(金)UP

ヒザ蹴りを放つ浅井(右)

▼第3試合 -57.5kg契約 3分3R
◯浅井春香(Kick Box/J-GIRLSフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●村上悠佳(TEAM TEPPEN)

 浅井は2019年2月のJ-NETWORKでJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと実に4度目の決戦の末、王座を奪取した。同8月にはISKAでK-1ルール世界王者をはじめ四冠に輝いたエルナに判定勝利し、その実力を証明。167cmの長身で、離れた間合いからの蹴りや、カウンターパンチを得意とし、ガンガン前に出るスタイルが持ち味のファイター。

 対する村上は166cmと高身長で、極真空手からキックに転向後、アマ11戦無敗。那須川天心と同じTEAM TEPPENの所属だ。同ジム代表の天心の父・弘幸会長が「蹴りのパワーが女子としては規格外」と太鼓判を押す逸材で“破壊姫”との異名も持つ。今年2月の『RISE GIRLS POWER 2』ではファブンヤ“MAYA”TIMムエタイジムに判定勝利を収めている。

 1R、サウスポーの村上が、左ミドルや右ローで攻めていくと、浅井が右の三日月蹴りやミドルを返す。中盤以降は、浅井の飛び込みの右ストレートが2度ほどヒットし、パンチをまとめて好印象を残す。

 2R、村上は、浅井の前進に対してバックステップを使って、うまく交わしていく。両者とも、左右のロー、ミドルを蹴り合う。中盤に、村上が左ミドルを蹴り込み、顔面前蹴りを当てて、浅井をこかせる。しかし、浅井のコンパクトでスピードのあるパンチを何度か被弾してしまう村上。終盤に、浅井の被せる右フックが、村上の顔面を何度も捉えた。

 3R、浅井は右の蹴りを中心に、ロー、ミドルをテンポ良く放っていく。後がない村上は、右にスイッチもしながら、前進して左ミドルを蹴り込み、顔面前蹴りを当てる。さらに、近距離で右のフックを当てる村上だが、負けじと浅井も右フックを当て返す。終盤になるに従って、両者の距離が近くなり、浅井が右のヒザ蹴りをボディに突き刺し、それに村上は左のフックで対抗する。序盤からペースを握った浅井が判定勝利した。

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