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【NJKF】大田拓真が防衛成功、弟・一航と永澤サムエルは新王者に、北野克樹が健太を破る

2020/09/12(土)UP

一航(左)と岩浪(右)のテクニカルな一戦はドローに終わった

ニュージャパンキックボクシング連盟
『NJKF 2020 3rd』
2020年9月12日(土)東京・後楽園ホール

▼トリプルメインIII(第8試合) WBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦 3分5R
△岩浪悠弥(橋本道場/JKIバンタム級王者、WBCムエタイ日本同級2位)
ドロー 判定1-1 ※47‐50、49‐48、48‐48
△一航(新興ムエタイ/NJKFバンタム級王者、WBCムエタイ日本同級4位)
※チェアマンの支持で一航が新王者に

 岩浪は昨年7月にINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得し、史上初の同団体三階級を制覇。同年9月にNJKFで開催されたS1ジャパントーナメントに出場すると、一回戦で一航の兄・大田拓真に判定で敗れている。

 対する一航は昨年4月にWMCムエタイ日本バンタム級王座を獲得。続く11月にはNJKF同級王座を獲得し、高校生二冠王者を達成した。

 1R、岩浪は右ローをこつこつと当て、一航は右ロー、ミドルの蹴りを散らしていく。お互いに手数を出し合って距離を探り合う展開となった。

 2R、一航はパンチ連打で前に出るが、岩浪は組んで遮断。蹴りをロー、ミドルの岩浪に対し、一気に詰める一航のヒジがヒットさせ、徐々に手数を増やしていく。

 3R、さらに圧力をかける一航に、岩浪はジャブをついてミドル。1Rのヒジか岩浪は左目じりから出血が見られるものの気にすることなく右ロー主体の攻め。お互いにパンチを交錯させるが差は見られない。ここまでの判定はジャッジは岩浪を支持。

 4R、一航が強い攻撃を見せて岩浪を下がらせるが、岩浪は攻撃を見切って左右ミドルで遮断。近距離では一航はヒジを見せ、組んでのヒザ。岩浪は一航の攻撃をもらっても左ミドルなどのリターンをしっかり見せており差を付けさせない。

初防衛に成功した兄・大田拓真(左)と弟・一航(右)

 5R、一航がミドルで前進し組まれてもヒザを返す。岩浪は遠い距離ではミドルを当て返し一歩も譲らない。一航のワンツーがヒットし、岩浪がのけぞる。

 終盤には若干手数の減った岩浪に、一航は気持ちを見せるようにパンチを振るって組み付いてヒザ。お互いに最後まで攻撃を出し合い試合終了。

 判定決着となり、ドロー。王座決定戦となるため、優劣はチェアマンの斉藤京二氏に委ねられることになり、一航が王者に認定された。


バックスピンキックを宮崎(左)に見舞う大田(右)

▼トリプルメインII(第7試合) WBCムエタイ日本統一フェザー級タイトルマッチ 3分5R
〇大田拓真(新興ムエタイ/WBCムエタイ日本王者、2019 S1トーナメント王者)
判定3-0 ※三者とも50‐47
●宮崎勇樹(相模原Sジム/MA日本フェザー級王者、WBCムエタイ日本同級4位/挑戦者)
※大田が初防衛に成功

 大田は18年6月にWBCムエタイ日本フェザー級王座、昨年12月にはS1ジャパン55kg級王座決定トーナメントを制し二冠を達成。NJKFの次世代エースとして成長を続けている。しかし2月に行われた2020年初戦ではバンラングーン・ユッタチャイの技巧に苦しみ敗北。タイトル防衛戦で再起を図る。

 対する挑戦者の宮崎は18年5月に大野貴志を下す金星でMA日本フェザー級王座を獲得。昨年4月には初防衛を果たした。NJKFでは昨年9月にタイのシンダム・ゲッソンリットに判定負け。王座奪取とNJKFでの初勝利を目指す。

 1R、大田がじりじりと圧力をかけ、宮崎は右ミドル、ロー。お互いに探り合いとなり、目立った展開はない。

 2Rは宮崎が圧力をかけパンチで下がらせるが、大田は左右のハイ。宮崎はパンチ連打で大田を下がらせる場面を作り流れを作っていく。

 3R、大田はスイッチして左右のミドルを当て始めると、宮崎はなかなか手が出なくなってしまった。一気に攻める場面を見せる宮崎だが、大田は下がりながらも左ミドルで断ち切り主導権を握らせない。

 4R、組む展開では長身の大田が覆いかぶさる形となり、ヒザを当て崩していく。なかなか手が出ない宮崎に、大田は左ミドル、テンカオ、後ろ蹴りと多彩な攻めも見せる。

 5R、宮崎はパンチで前進も、大田は組み付いてヒザ蹴り。打ち合いでは左ストレートを当てる大田が左右ミドルも的確に当て、再びバックスピン。終盤に宮崎は意地を見せてパンチで前進するものの、大田は冷静に見切って蹴りにつないで流れを作らせない。大田が危なげなく大差を付けて判定勝ち、初防衛に成功した。

▶︎次のページは鈴木翔也vs永澤サムエル聖光、健太vs北野克樹

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