2021/09/26（日）UP
（最終更新：2021/10/28 17:09）

KOUMAと鳩は、一進一退の攻防となる

▼後半第9試合ONE ムエタイストロー級 3分3R（延長なし）（肘あり）
△KOUMA（WSR荒川/元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者、第6代WPMF日本スーパーバンタム級王者、第9代WPMF日本スーパーバンタム級王者）
判定ドロー1-0 ※28-29、29-29、29-29
△鳩（TSK japan /WMCインターコンチネンタルバンタム級王者、MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、第3代WMC日本バンタム級王者、Bigbangバンタム級王者、蹴拳ムエタイスーパーフライ級王者）

　KOUMA（WSR荒川）はハードパンチャーで、気持ちの強さを前面に出すファイター。2015年にWPMF日本スーパーバンタム級王座、2017年6月にはREBELS-MUAYTHAI同級王座も獲得。2018年10月には三冠王・竹内将生に2RTKO勝利し、失っていたWPMF王座を取り戻した。対する鳩（TSK、あつむ）は強烈なヒジやパンチを武器に、WMCインターコンチネンタルバンタム級王座をはじめ、五冠を獲得。18勝のうち14KOと高いフィニッシュ率を持つ強打者だ。

　1R、KOUMAはボディから顔面へパンチを打ち分ける。鳩は、ローキックで削りながらボディへ蹴りとパンチを集める。

　2R、鳩はローキックからパンチへつなげて、ペースをつくる。KOUMAもボディへパンチを返すが、少しずつ押されてしまう。首相撲の展開で、ヒザ蹴り、ヒジ打ちを繰り出す両者。大きな差はなく、一進一退の攻防となる。

　3R、ラウンドが始まると前へ出たKOUMA。鳩はローキックからパンチへつなげる。KOUMAはフック。首相撲の両者。ド迫力の打ち合いが続く。KOUMAがパンチを打てば、鳩も打ち返す。どちらが勝っても、おかしくない展開。勝負は判定となり、1（鳩）-0でドローとなった。ONEの迫力のある戦いが目の前で披露された。

　石井一成が挨拶

「11月7日にBOMに参戦します。RISEのトーナメントで負けて悔しい思いで過ごしていますので、勝ちがほしいところです。相手は決まっていないんですけど、ぜひ楽しみにしてください。倒しにいきますので、応援をよろしくお願いします」

11月大会への参戦を表明する石井一成

松島勲也がMIKE JOEと激戦を繰り広げた

▼後半第8試合BOM ミドル級（72.50kg）3分3R (延長あり）（肘あり）
●MIKE JOE（BATTLE FIELD・TEAM J.S.A/第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王者）
延長判定3-0 ※10-9（三者とも）
〇松島勲也（MSJキックボクシングジム/J-NETWORKミドル級王者、KOSスーパーウェルター級王者）

　K-1、Bigbangで活躍するMIKE JOE（BATTLE FIELD/TEAM J.S.A）がBOMのリングに登場。“戦うクリスチャン”松島勲也（MSJキックボクシングジム）と対戦する。MIKEは184cmの長身を誇るムエタイファイターで、リーチを活かした技術を持つ一方、真っ向からの打ち合いにも応じるアグレッシブファイターだ。

　対する松島は、実家が教会であることから“戦うクリスチャン”の異名を取るファイター。J-NETWORKミドル級王座やKING OF STRIKERSスーパーウェルター級王座を戴冠した高い実力を持つ。今年4月にBOMミドル級王座決定トーナメント1回戦でJと激戦を繰り広げ、同6月にはプーパンレックを1R KOで、7月にはプライチュンポーンを2R TKOで撃破した。

　 1R、JOEが前へ出てフックからローキック。松島は右のパンチでカウンターを狙い、ミドルキックを返す。

　2R、JOEがノーガードから右ストレートをヒット。松島は負けずにカウンターの右を返す。右ストレートを伸ばしながら、左フックを返す松島。JOEはヒジ打ちで迎え撃つ。

　3R、松島は積極的に前へ出て、ローキックからパンチへつなげる。受け止めるJOEは、右のパンチ、そしてヒジ打ち。リズムを刻みながら、松島が攻撃を続ける。判定は、1（松島）-0でドロー。勝負は、延長ラウンドへ。

　延長ラウンド、先に前へ出たのはJOE。圧力をかけてパンチ、ローキックを蹴り込む。松島もパンチを返しながら、少しずつ押し返す。終盤は松島のペースで、ジャブをついてローキック、パンチもヒットさせて優位のまま試合終了。判定3-0で松島が押しきった。

▼後半第7試合BOM 73.00kg契約 3分3R (延長なし）（肘あり）
喜多村誠（ホライズン・キックボクシングジム/初代BOMミドル級王者、第4代新日本キックボクシング協会ミドル級王者）
試合中止
クアン・サックランシット（サックランシット）
※喜多村の都合で中止。

優吾は河野直次郎を判定で下す

▼後半第6試合ONE ムエタイフライ級 3分3R (延長なし）（肘あり）
〇優吾・FLYSKYGYM（FLYSKYGYM）
判定3-0 ※29-27、30-26、30-27
●河野直次郎（CLIMB GYM/大和57.5kg級王者）

　優吾・FLYSKYGYM（FLYSKYGYM）は、2018年9月の『RISE 127』で鈴木真彦（山口道場）と対戦したこともあるトップランナー。重いパンチと蹴りを武器に強豪から勝利をものにしている。対する河野直次郎（CLIMB GYM）は大和57.5kg級王者で、今年7月にBOMへ初参戦して将輝・FLYSKY GYM（FLYSKY GYM）と激闘を繰り広げたばかりだ。

　1R、優吾はローキックを次々と決めていく。三日月蹴りも入れつつ、上下に散らす。川野は、ミドルキックを返す。

　2R、川野が積極的にミドルを蹴っていく。優吾はワンツー、さらにインロー、カーフと蹴り分ける。インローが入り、動きが止まる場面も。

　3R、開始早々、川野が前へ出て打ち合う。優吾は押されるシーンもあるが、後半に入ると打ち合って前へ出る。左ストレートが入り、川野がダウン。立ち上がった川野に優吾はパンチをまとめるが、判定へ。3-0で優吾が勝利をものにした。

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