2021/10/02（土）UP
（最終更新：2021/10/02 12:17）

悶絶の三角絞め地獄でTKO！@UFC FIGHT PASSより

　10月2日（日本時間）に英国ロンドンで開催された格闘技イベント『Cage Warriors 128』で、三角絞めからの打撃攻撃による悶絶のTKO劇が起きた。
　劇的なTKO勝利を飾ったのは、エイダン・ジェームス（27=ウェールズ）。バンタム級マッチのフィリペ・ローシュ（29=フランス）との対戦だった。

【動画】悶絶の三角絞め地獄！流血パンチ＆ヒジ雨あられ、勝利した選手も足指骨折も

　ジェームスはアマ16戦（13勝3敗）のレコードを持ち、中東のMMA団体BRAVE CFで戦っていた新鋭。プロ戦4勝は全てフィニッシュ（3KO・1本）によるもので、今回がCage Warriorsデビュー戦となる。
　対するローシュはMMA戦績7勝4敗のグラップリングが得意な中堅選手。7勝の内6試合をフィニッシュ（1KO・5一本）している。ローシュも今回がCage Warriors初参戦。

　試合は1R終盤にジェームスがテイクダウンを奪い、パウンド、肩固めなどグランド支配。2R、ジェームスの左ボディに効いた素振りを見せるローシュ。ジェームスが左右のパンチ連打で追撃すると、ローシュが片足タックルからテイクダウン。しかし、ここからジェームスが電光石火の三角絞め！

　耐えるローシュに、ジェームスが絞めた状態から、こめかみや額にパンチやヒジを叩き込む。カットで流血するローシュはなす術なし。レフェリーが試合を止めると、ローシュは完敗と言わんばかりにマット上で大の字となった。

　2R1分6秒の壮絶TKO勝利。実はジェームスは試合中に右足のつま先を骨折しており、その状態での勝利であることが分かった。

【勝者選手データ】（2021年10月2日現在）

エイダン・ジェームス（27歳・ Aidan James・ウェールズ）
身長180cm、階級：バンタム
戦績：5勝(4KO・1一本)2敗（TAPOLOGY参照）