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【BOM】“ムエタイ天才”名高、“那須川天心の階級”で王座獲得!柿沼慶がKO勝利で4冠、MIKE JOEもKOで新王者に=12.5第2部

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2021/12/05(日)UP

蹴りを放つ名高

BOMプロモーション
BOM The Battle Of MuayThai BOM WAVE07- Get Over The COVID-19 –
2021年12月5日(日)竹芝ニューピアホール

▼メインイベント WBCムエタイ ナイカムノトム スーパーバンタム級(55.35kg) 王座決定戦(3分5R) (延長なし)
○名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)
判定3-0 ※50-46×2、50-47
●クン・ナムイサン・ショウブカイ(尚武会)
※WBCムエタイ ナイカムノトム スーパーバンタム級新王者に

名高のパンチがボディを攻める

 吉成はムエタイの二大殿堂のタイトル 「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一を達成し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。
 昨年8月RIZINに参戦すると、4試合連続KO勝ちと怒濤の快進撃。今回、主戦場とするフライ級からWBCムエタイでは2階級上への挑戦となる。

 対するクン・ナムイサンは小学生の時からムエタイを始め、キャリアは20年のベテラン。タイのTVマッチ「MAXムエタイ」55kg級の元王者。近年は日本で多く試合し、直近である今年11月のNJKFでは多くのベルトを持つ波賀宙也と57kg契約で対戦しドローだった。

名高のパンチコンビネーションから左ロー!(BOM映像スクリーンショットより)

 天心戦も見据える名高。天心のベスト体重である55kg台の試合でKO勝利し、残り2戦の天心戦へ更なるアピールをすることが出来るか。

 1Rから吉成は左ミドル、ローキックをで攻めるもクンは様子見。
 しかし2Rからうって変わってスピーディーな展開。名高が右ローから左ミドル。前蹴りから左ローと、次々と入り、クン・ナムイサンの右太ももが早くも赤く腫れ上がる。終盤、名高の左ストレートがヒット。蹴り、パンチともにスピードでクンを圧倒。3Rも同様の展開で攻めあぐねたクンは苦笑いを浮かべる。

名高がハイキックを繰り出す

 4R、名高が序盤からさらにギアを上げ、いきなりパンチラッシュ!右ヒジ、左ボディ、パンチからの左ローとコンビネーションを次々と当てるが、打たれ強いクンは前進し続ける。

 5Rは、名高は勝利を確信、クンは負けを認めてか、お互い流したまま、ラウンド終了。

“天心の階級”でタイトルを手にした名高。天心との対決はあるのか

 判定は3-0(50-46×2、50-47)で名高が勝利し、WBCムエタイ ナイカムノトム スーパーバンタム級新王者に輝いた。

 天心のベスト体重の55kg台の戦いで勝利した名高は勝利者コメントで「いつもより重い階級で結果を残すことが出来てホッとしています。反省点もたくさん見つかったので、次の試合に向けてより一層練習をして、強くなった姿を見せるので、これからの自分に注目してください」と、喜んだ。
 果たして、天心との対決はあるのか。

写真提供:BOM

▶︎次ページは、柿沼 慶vs.プーパンレック(WPMF インターナショナル スーパーミドル級(76.20kg) 王者決定戦)

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