TOP > 試合結果 一覧

【NJKF】光太朗ZLSが国崇との接戦制しWBCムエタイ・ナイカノムトム王者に、MARIが祥子に判定勝ちで史上初2階級制覇

フォロー 友だち追加
2022/05/27(金)UP

『NJKF2022 west 2nd』

NJKF拳之会 ファイトプランニング
『NJKF2022 west 2nd』
2022年5月15日(日)岡山・マービーふれあいセンター

 5月15日(日)、岡山・倉敷市真備町のマービーふれあいセンターで、NJKF拳之会主催興行『NJKF2022 west 2nd』が開催された。同所での拳之会主催興行は昨年11月に続いて2回目。前回に続いて2018年西日本豪雨の真備町復興支援を掲げ、収益金から寄付が行われた。

 また、拳之会選手会からは、ウクライナ人道支援金がWBCインターナショナル・コーディネーターでありWBCケアズ・ジャパン代表の山根千紗氏に手渡された。拳之会の次回主催興行は10月、岡山コンベンションセンター・コンベンションホールで行われる予定だ。


パンチを放つ光太朗ZLS

▼ダブルメインイベントⅡ WBCムエタイ・ナイカノムトム王座決定戦 フェザー級 3分5R ※ヒジあり
●国崇(NJKF拳之会/WKAムエタイ世界フェザー級王者)
判定1-2 ※49-48、48-49、48-49
〇光太朗ZLS(TEAM ZELUS/第2代聖域統一フェザー級王者)
※光太朗ZLSがWBCムエタイ・ナイカノムトム フェザー級王座獲得

流血しながら戦う両者

 今大会のメインでは、WBCムエタイ・ナイカノムトム王座決定戦が行われた。ナイ・カノムトムとは、18世紀のタイの英雄の名前。ミャンマー(ビルマ)との戦争中に捕虜となるが、釈放をかけてビルマ人10人と戦ってこれに勝利し、タイを救ったと言われる。この戦いがムエタイの礎となったことから「ムエタイの父」と呼ばれており、WBCムエタイ本部は彼を記念して王座を制定。世界でも限られたムエタイ戦士の試合に懸けられ、勝者に贈られている。
 今回は長年にわたってWBCムエタイのランキングに入っている国崇の功績が称えられ、ベルトが懸けられることとなった。

 この試合が103戦目、地元では14戦目となる国崇と対したのは、新潟からやってきた第2代聖域統一フェザー級王者、光太朗ZLS。一昨年の末にはREBELS後楽園大会で現KNOCK OUT王者・龍聖と対戦したこともある選手だ。

 試合は序盤、光太朗がローやジャブを出して前に出る展開に。国崇も1R後半に左ボディ、2Rにも縦ヒジからの左ボディで応戦するが、手数とプレッシャーでは光太朗が若干優勢に。3Rになると国崇もヒジで出て、このラウンドも左ボディを決める。パンチで出る光太朗に対し、国崇はローも入れていく。

蹴りを放つ国崇

 4Rには試合が大きく動いた。先にヒジを決めたのは国崇だったが、光太朗もヒジを返し、これで国崇が左まぶたをカットし、ドクターチェックが入る。再開直後には国崇がヒジを決めて、今度は光太朗がドクターチェック。再開後にはさらに国崇のヒジが入り、光太朗には再びドクターチェックが。ラウンド終盤も国崇は右ストレート、左ボディをヒット。

 5Rもヒジとパンチで攻める国崇に対し、光太朗は粘り強くパンチを返していく。中盤、ロープを背負った国崇のヒジが入ると光太朗が前に倒れ、国崇を巻き込む形に。立ち上がった光太朗はフラついており、リングサイドの関係者からは「ダウンでは」との声も上がったが、両者がもつれたこともあってダウンとはならず。その後、光太朗は最後まで前進し、逆に国崇にロープを背負わせてストレートを入れる場面も。混戦模様の中でゴングが鳴ったが、ジャッジの裁定は49-48(光太朗)、49-48(光太朗)、48-49(国崇)と2ー1で光太朗に。最後まで諦めずに攻め続けた光太朗が接戦を制し、王座を獲得した。国崇は14戦目にして地元での初黒星を喫した形となった。

光太朗ZLSがWBCムエタイ・ナイカノムトム フェザー級王座獲得

 試合後の光太朗は「国崇選手はヒジとカウンターがうまいので、そこに気をつけてあまり近づかないようにと思っていました。でもちょっと不用心に入りすぎたのもあったし、パンチをもらって熱くなってしまって、さらにもらった場面もあったので、もっと気をつけて戦わないとと思いました。ボディも効いたんですけど、たくさんのお客さんが見てくれていたので、絶対に倒れられないと思ってました。ベルトは重いです。獲れてうれしいです」とコメント。ペットボトルをリサイクルして生成した糸で編まれたベルトは実際に重量があり、その重さを噛み締めていた。

▶次ページは「ダブルメインイベントⅠ MARIがNJKFミネルヴァ アトム級王座獲得」

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・【NJKF】男女の新王座決定戦、国崇vs光太朗ZLS、女子では、ぱんちゃんと対戦の祥子JSKとK-1出場のMARIが対戦へ=5.15岡山

・【テレビ・配信】5.28『NO KICK NO LIFE』森井洋介vs安本晴翔、橋本悟引退試合など生中継・放送情報

・【BOM】吉成名高がプロムエタイ協会のベルトに挑戦、世界初の“3大ムエタイタイトル”獲得なるか

・【ボクシング】ドネア”井上尚弥を倒せる”と自信、「別の領域」へ進化を示す

・中川翔子、8kg減量”グラマラスボディ”公開!格闘技やボディビルトレーニングに挑戦も

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

インスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

フォロー

LINEでeFight(イーファイト)格闘技情報を友だち追加しよう!

友だち追加

関連記事

」をもっと見る

TOP > 試合結果 一覧