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【BOM】吉成名高、左ヒジ打ち一撃でムエタイ王者KO! 世界初の3大ムエタイタイトル制覇を達成

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2022/07/03(日)UP

柿沼(左)はパンペット(右)に逆転KO負け

▼セミファイナル(第13試合) ムエサイアムスーパーミドル級(76.20kg)王者決定戦 3分5R ※ヒジあり
●柿沼 慶(ポゴナクラブ)
TKO 4R1分30 ※レフェリーストップ
〇パンペット・パドゥンチャイウィタヤ(タイ)
※パンペットが新王者となる。

 BOM重量級の主力選手として活躍する柿沼は、パワフルな打撃を武器に、WMC日本ウェルター級、WMCインターコンチネンタルスーパーウェルター級、BOMスーパーウェルター級の三冠を獲得。2020年10月にムエサイアムのミドル級王座決定戦に挑戦したが引き分けに終わっており、今回2度目のムエサイアムタイトル挑戦となる。

柿沼は左フックで先制のダウンを奪った

 対戦相手パンペットはタイのオープンフィンガーグローブ大会『ムエ・エクストリーム』の人気選手で戦績は81戦51勝20敗10分。右ミドル、組んでのヒジ・ヒザと多用な攻撃で相手を仕留めにいく。打ち合いも得意としており、柿沼と激戦になるか。

 1R、柿沼はローキックを連発。右ローキックのフェイントで左フックをヒット、パンペットがダウンを喫した。立ち上がったパンペットに、ワンツーの柿沼。パンペットは右ストレートを返す。柿沼は左フックを放つが、かわされる。パンペットは立ち直り、ワンツーで攻撃。柿沼は右ストレート、右ローキック。パンペットは前蹴りでディフェンス。柿沼はローキックで下から崩しにかかる。

巻き返されて柿沼がマットへ沈んだ

 2R、パンペットはワンツー、前蹴り連発。柿沼は左ローキック。パンペットは右フックから右ローキック。そして組みつく。パンペットは右ローキック。柿沼は左フックを直撃。これを耐えたパンペットは、組みついてヒザ蹴り。柿沼はパンチを放つが、パンペットが組みつく。柿沼はローキックをヒットするが、組みつかれてヒザ蹴り。ヒザ蹴り連打のパンペット。このラウンドはパンペットが盛り返した。

 3R、パンペットはミドルキックで腕を潰しにかかる。柿沼は左右のフックを打つが、首相撲に持ち込まれる。パンペットは前に出て、首相撲。ヒザ蹴りを受ける柿沼。ヒジ打ちをもらう柿沼。攻撃を受けて下がる柿沼に、レフェリーがスタンディングダウン。さらにパンペットは、ヒザ蹴り、ヒジ打ちの連打。柿沼は窮地に追い込まれた。

 4R、柿沼はジャブ。パンペットは右フックから首相撲で、ヒザ蹴り、ヒジ打ち。左ヒジ打ちでダウン。ワンツーのパンペット。右ヒジ打ちでダウンの柿沼。立ち上がった柿沼だが、レフェリーが試合を止めた。パンペットが、ムエサイアムスーパーミドル級王者となった。


ピンサヤーム(左)が梅沢(右)からダウンを奪っての判定勝利

▼第12試合 BOMスーパーフェザー級(58.97kg)王者決定戦 3分5R(延長なし) ※ヒジあり
〇ボム・ピンサヤーム(タイ/BOMスポーツジム大分)
判定3-0 ※49-48×2、48-47
●梅沢武彦(東京町田金子ジム)
※ピンサヤームが新王者となる。

 現在空位のBOMスーパーフェザー級(58.97kg)王座を懸けてボム・ピンサヤームと梅沢武彦が激突する。

 元ルンピニースタジアム認定バンタム&スーパーバンタム級王者のピンサヤーム(以前のリングネームはマキ・ピンサヤーム)は、2009年に初来日して以降、日本のトップ選手を次々と撃破し“日本人キラー”として恐れられている。前戦となった4月のBOMではライヤマンを相手に、2R TKO勝ちでその存在感をアピールしたばかりだ。

梅沢は1Rにダウンを奪われたが、逆襲する場面も

 対する梅沢はホームリングのNJKFだけでなくBOM常連選手として活躍。昨年7月に堀口貴博に勝利し、WMCインターコンチネンタル スーパーフェザー級のベルトを獲得。今年3月には虎二の挑戦を退け、初防衛に成功した。前戦となった5月のNJKFのリングでは、NJKFスーパーフェザー級タイトルマッチでHIRO YAMATOに僅差で敗北した。

 1R、ピンサヤームはゆっくり構えて、ローキック。さらに右ストレートで梅沢がダウン。梅沢はパンチと蹴りを返すが、追い込まれる。ピンサヤームはローキック。立て直した梅沢は、ローキックで攻撃。ピンサヤームは奥足へのローキック。さらに右ハイキックでKOを狙う。梅沢は守りに入らずに攻めたことで、窮地から逃げ出した。

 2R、梅沢は自分からローキックを蹴っていく。ピンサヤームは蹴りをすくって倒しながら蹴りを入れる。さらに飛びヒザ蹴りのピンサヤーム。梅沢は蹴りをキャッチされながら、右のパンチをボディへ受けてしまう。ピンサヤームは左フックをヒット。梅沢がローキックを蹴ってくると前蹴りで転がせる。ピンサヤームは左から右ローキックをヒット。接近してのヒジ打ちを放つピンサヤーム。梅沢も負けずに蹴りを返して、意地を見せる。

最後まで粘った梅沢は、ダウンのポイントもあり判定負け

 3R、ピンサヤームは左ミドルキックをダブル。梅沢の左腕を殺しにかかる。梅沢は左右のローキックで反撃。さらに前蹴り、ローキックで崩しにかかるがピンサヤームは倒れない。打ち合いの中でフックを振り回すピンサヤームは、首相撲でも梅沢は振り回して転倒させた。梅沢はローキックを連発。ピンサヤームは、やや手数が減っていった。

 4R、梅沢はローキック、ミドルキックで攻撃。これをディフェンスするピンサヤームは、ミドルキックを返す。梅沢の蹴りをかわすピンサヤーム。梅沢はハイキック、ローキックで追撃する。ピンサヤームは強烈なミドルキックを見せるが、すぐに梅沢はローキックを返す。首相撲では転がさせられる梅沢だが、ローキックでは確実にダメージを与えている。

 5R、ピンサヤームは無理をしないで前蹴り。梅沢は前へ出て左右の蹴りで逆転を狙うが、ピンサヤームが飛びハイキックなど、アクロバティックな技を見せる。積極的に攻める梅沢。ピンサヤームはロープを背に攻撃をさばく。梅沢の攻撃をことごとく潰していく。前蹴りのピンサヤーム。ここで試合終了。判定は3-0でピンサヤーム。BOMスーパーフェザー級のベルトは、ピンサヤームの手に渡った。

▶次ページは、上野賢志vs.TAKAYOSHI、佐野貴信vs.大翔、MIKE JOEvs.喜多村 誠

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