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【BOM】吉成名高、左ヒジ打ち一撃でムエタイ王者KO! 世界初の3大ムエタイタイトル制覇を達成

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2022/07/03(日)UP

MIKE(左)と喜多村(右)は壮絶打ち合いを見せてドローに

▼第11試合 WPMFインターナショナル・ミドル級(72.50kg)王者決定戦 3分5R延長なし ※ヒジあり
△MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)
判定01 ※47-48、48-48×2
△喜多村 誠(ホライズンキックボクシングジム)

 WPMFインターナショナル・ミドル級(72.57kg)王者決定戦が行われ、MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)と喜多村誠(ホライズンキックボクシングジム)が王座を争う。

 MIKEは184cmの長身を誇るムエタイファイター。リーチを活かした技術を持つ一方、真っ向からの打ち合いにも応じるアグレッシブなファイトスタイルで、K-1、Bigbangでも活躍する。

喜多村(左)はローキックでダメージを与えていった

 喜多村は、新日本キックボクシング協会のミドル級トップ戦線で長らく活躍していた元王者。アグレッシブなファイトスタイルでこれまでにT-98、喜入衆ら他団体王者クラスの選手を破っている。

 1R、喜多村はローキック。MIKEは左フック、さらにボディを狙う。ニヤリと笑うMIKE。喜多村はローキックで崩しにかかる。MIKEは右から左フック、さらに前蹴り。手数と圧力はMIKE。喜多村もローキックを返すが、空振りが目立つ。MIKEは前蹴り、喜多村の蹴りをかわして逆に蹴りを入れていく。

 2R、喜多村は左ローキック。MIKEは首相撲になるが、喜多村のヒザ蹴りをもらう。離れたMIKEは飛び込んでのヒザ蹴りをボディへ突き差し、さらに左右のボディ打ち。接近戦してのヒジ打ちを狙うMIKE。喜多村はローキックを返していく。MIKEは右、左とパンチで攻撃。喜多村は右ハイキックを首に巻き付けるが、MIKEは倒れない。ここでラウンド終了。

勝負はドローとなり、9月23日に再戦することが決まった

 3R、喜多村は奥足ローキックから左右のフックで攻撃。フックからローキックで執拗に攻める喜多村。動きが止まってきたMIKEは、ボディ打ち。喜多村はヒジ打ち。これはガードするMIKE。喜多村はパンチからローキック。MIKEは前蹴りで突き放し、さらにヒジ打ちを落とした。喜多村も縦ヒジで攻撃、最後に右ハイキックを放った。

 4R、ローキックを蹴り合う両者。喜多村は右ローでダメージを与える。MIKEはローをキャッチすると、接近してごまかす。MIKEは前へ出て組みつくが、喜多村はヒジ打ちで攻撃。さらに左ローキックの喜多村。耐えるMIKEは、動きが止まる。喜多村は右ボディ、右ヒジ打ちで追い込む。喜多村はヒジ打ち、そして左ローキック。形勢が逆転した。

 5R、互いにヒジ打ち。喜多村は右ハイキック。MIKEは前蹴りからヒジ打ち。喜多村はローキック。MIKEのパンチが当たり、喜多村がバランスを崩す。喜多村はパンチからローキック。MIKEは右アッパー。手を止めない両者。喜多村はローキックを入れるが、バランスを崩す。MIKEはノーガードで前へ出て、飛びヒザ蹴り。両者が打ち合ったところで終了のゴング。判定は、1(喜多村)-0でドローとなった。

 喜多村「もう一回やろう」とアピールし、MIKEが「OK」と受けると、中川会長がこれを受けて、9月23日に再戦することを発表した。


上野(右)が積極的に攻めてTAKAYOSHIを下した

▼第10試合 WMCスーパーバンタム級(55.34kg)タイトルマッチ 3分5R ※ヒジあり
〇上野賢志(薩摩ジム)
判定3-0 ※50-4649-47×2
●TAKAYOSHI(東京町田金子ジム)
※上野が新王者となる。

 WMCスーパーバンタム級で上野賢志とTAKAYOSHIが対戦する。サウスポーの上野は初代KPKB&第4代KOSスーパーバンタム級チャンピオンで、ミドルキックを得意とする。TAKAYOSHIと、どんな試合を見せるのか注目が集まる。

TAKAYOSHI(左)がハイキックで攻める

 1R、上野は左ハイキック。TAKAYOSHIはローキックを返していく。TAKAYOSHIはローで攻めるが、上野は右のパンチでKOを狙う。上野は左ストレートを返し、TAKAYOSHIはかわす。上野は左ボディストレート、そして左ハイキックがアゴをかすめる。TAKAYOSHIは右ハイキック。上野の左の攻撃にキレがありそうだ。

 2R、上野はTAKAYOSHIの蹴りに合わせて左ストレート。これはヒットしなかったが、危険だ。TAKAYOSHIはミドルキックを蹴っていくが、上野は右から左のパンチへつなげる。首相撲ではTAKAYOSHIがヒザ蹴りを放ち、転がせる。上野は左ストレート。これで尻もちをつくTAKAYOSHIだが、ダウンにはならず。TAKAYOSHIは右の蹴りで崩しにいく。

 3R、上野はフットワークを使いながら、パンチを打っていく。TAKAYOSHIの蹴りをかわし、上野はヒザ蹴りからパンチにつなげる。TAKAYOSHIはインロー。上野は距離を取りながら、パンチを狙う。ローからパンチのコンビネーションで攻める上野。TAKAYOSHIは打ち合いの中で、ヒジ打ちを放つがヒットしない。

上野(左)がWMCスーバーバンタム級新王者となる

 4R、上野は前へ出てローキック。TAKAYOSHIは打ち合い、上野は左フック。さらに上野は左フックをダブルで打っていく。TAKAYOSHIは右フックを放つが、空振り。上野はローキックからパンチ。TAKAYOSHIはローからハイに蹴りで揺さぶるもガードされてしまう。上野はワンツー。ヒザ蹴りで上野を苦しめるTAKAYOSHI。上野がリードで最終ラウンドへ。

 5R、TAKAYOSHIは前へ出て打ち合うが、上野は下がりながら左を打つ。TAKAYOSHIは前へ出るが、上野は左ストレート。TAKAYOSHIは右フック。上野は勝利を確信しているのか、下がりながらパンチを合わせる。TAKAYOSHIはパンチで逆転を狙う。逃げる上野を捕まえられずに試合終了。判定は3-0で上野が勝者となった。WMCスーバーバンタム級のベルトは、上野の腰に巻かれた


大翔(右)は佐野(左)に左ハイキックを決めてダウンを奪う

▼第9試合 WMC日本フェザー級(57.15.kg)タイトルマッチ 3分5R ※ヒジあり
●佐野貴信(創心会/WMC日本フェザー級王者)
TKO 3R246 ※レフェリーストップ
〇大翔(WSR荒川/WMC日本フェザー級暫定王者)
※大翔が新王者となる。

 WMC日本フェザー級タイトルマッチで、王者・佐野貴信(創心会)が大翔(WSR荒川)を挑戦者に迎える。佐野は2019年4月に川原龍弥とのWMC日本フェザー級王座決定戦を制しベルトを獲得。同年12月には松本龍斗の挑戦を退け、初防衛に成功している。

佐野(左)は果敢にパンチを返していったが

 挑戦者・大翔はテクニシャンとして知られ、今年3月のWMC日本フェザー級暫定王者決定戦で大輔に勝利し暫定王座を獲得。両者は昨年4月『BOM』で対戦経験があり、佐野が2R KO勝ちしている。佐野が返り討ちし王座統一なるか、それとも大翔がリベンジと共にベルトも奪取するか。

 1R、佐野はプレッシャーをかけていく。大翔はミドルキック、さらに左フックでKOを狙う。佐野は左ローからミドルキックへ連携。大翔はワンツー。佐野は大翔の動きに合わせて蹴りを返すが、大翔のパンチを被弾して鼻から出血。

 2R、大翔は左ストレート、ハイキック、右ストレートへつなげて積極的に攻撃。佐野は前蹴りで大翔を蹴り飛ばす。さらに、フックからミドルキック。大翔は受け身に回りつつも、左ミドルキックを返す。やや大翔の手数が減り、佐野が右ミドルキックで左腕を狙う。このラウンドは佐野が挽回した。

大翔がWMC日本フェザー級チャンピンに

 3R、大翔は左ミドルキックをヒット。佐野は左右のフックで反撃。大翔はワンツーから左ミドルキック。これはバックステップでかわす佐野は、飛びヒザ蹴り。佐野はスーパーマンパンチで攻撃。大翔は左ヒジ打ち、これは空振りに。大翔は左ハイキックを顔面に入れて、佐野がダウン。立ち上がった佐野だが、右目が大きく腫れている。さらに大翔が攻撃をまとめると、佐野がダウン。レフェリーは試合をストップした。大翔は、「WMCのベルトは最初に獲りたかったので、嬉しいです。これからも応援をよろしくお願いします」と挨拶した。

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