【BOM】吉成名高、左ヒジ打ち一撃でムエタイ王者KO! 世界初の3大ムエタイタイトル制覇を達成
BOMプロモーション
『BOM 36』
2022年07月03日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール
▼メインイベント(第14試合) タイ国プロムエタイ協会フライ級(50.80kg)&WPMF世界フライ級ダブルタイトルマッチ 3分5R(延長なし)
●ペットニポン・サックチョロボー(タイ/タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)
KO 2R2分22秒 ※左ヒジ打ち
〇名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/挑戦者)
名高とペットニポンの試合は当初、タイ国プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチとして予定されていたが、石井一成が返上したWPMF世界タイトルも懸けてタイ国プロムエタイ協会フライ級(50.80kg)&WPMF世界フライ級ダブルタイトルマッチとして行われることが決定。このダブルタイトルマッチに勝利すれば、名高は11本目のベルト獲得となるという。
名高はこれまでにIBF、WBC、WMCの世界タイトルを獲得してきたが、WPMFタイトル挑戦は初。また、今回プロムエタイ協会のタイトルを獲得すると、タイ人にも存在しない、3大ムエタイタイトル(ラジャダムナンスタジアム、ルンピニースタジアム、タイ国プロムエタイ協会)を獲得した世界初の選手となる。
リングでは石井一成がベルトを返上。石井は「8月11日にK-1福岡大会で試合するので、BOMの王者としてムエタイを背負って戦います」と挨拶した。リング下には、YouTubeチャンネルで名高とコラボした魔裟斗も見守った。
1R、名高はローキックを軽く蹴る。ペットニポンも軽く返す。ペットニポンがハイキック。名高は左ボディブロー。プレッシャーをかける名高は、強烈なローキック。ペットニポンは、ミドルキック。名高は左ボディからミドルキック。さらに名高は素早い左ハイキック。これはペットニポンがガード。前蹴りの名高は、組みついてのヒジ打ちを見せた。様子を見つつも、スピーディーな展開となる。
2R、名高はミドルキックをキャッチして軸足を狙うが、ペットニポンは倒れない。名高は左ミドルキック。ペットニポンも蹴りを返す。ペットニポンは蹴りながら首相撲。名高はミドルキックを入れる。さらに名高はワンツーのからミドルキックをヒット。三日月蹴りの名高。ペットニポンはミドルキックを返す。名高はヒザ蹴り、左ヒジ打ちでダウンを奪う。これがまともに入り、ペットニポンが立ち上がるもフラフラしてしまいKO勝ち。名高は11本目のベルト、世界初の3大ムエタイタイトルを獲得した。
名高は「今回、4月に一度試合が決まったんですけど、コロナの影響でなくなりました。なくなるかと思ったんですけど、こうして組まれたことに感謝しています。相手が強くて、バリバリのムエタイの選手で途中までどうなるか分からなかったんですが、勝てて良かったです。まだまだ未熟なので、もっと強くなります」と挨拶した。
▶次ページは、柿沼 慶vsパンペット・パドゥンチャイウィタヤ、MIKE JOEvs.喜多村 誠
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