【スピリット】エンセン初大会開催、素手ボクシング元王者が、山根ボクシング王者・高橋知哉との激闘制す
『第1回 SPIRIT』
9月4日(日)京都・ガレリアかめおか 特設リング
▼メインイベント MMAルール3分2R延長3分1R
SPIRIT世界トーナメント予選 日本アジアヘビー級タイトルマッチ
●高橋知哉(日本)
判定0-1
〇フランシス・ジョゼ・メシア(ペルー)
初代修斗ヘビー級王者・エンセン井上(55)が提唱する、世界中の種目別格闘家のチャンピオンクラスによる総合格闘技の世界最強決定戦『第1回SPIRIT(スピリット)』が4日、京都・亀岡市のガレリアかめおか特設リングで開催された。
【フォト】4m四方の“特設”金網リングで戦うメシアと高橋、コメントするエンセン
メインイベントは山根明氏(82)が会長を務めるプロボクシング団体『WYBC』の世界ヘビー級王者・高橋知哉(34)と、イングランドベアナックルファイト(素手ボクシング)の元王者フランシス・ジョゼ・メシア(39/ペルー)が4メートル四方の金網リングで対戦。
山根会長は”愛弟子”高橋のセコンドを務める予定だったが、主催者によると「きょうの朝、極度の体調不良を訴え、どうしても来られなかった」と突然の欠席となった。試合は高橋が初挑戦のMMAで、判定で黒星を喫した。
約200人の観衆が詰めかける中、漢 a.k.a. GAMIのラップに乗り、この試合のセコンドについた我龍真吾(47)の「お前ら心ゆくまで殴り合え!」との掛け声で威勢よくリングに飛び出した高橋だったが、身長2メートルのメシアの長いリーチに、なかなか懐に入り込めず、手痛いパンチを何度か浴びた。
2R途中には鼻から出血。結局、この回で判定負けとなった。
エンセンは試合後の総評で、「高橋さんは攻撃を警戒して入っていけなかった。攻撃を恐れすぎてはいけない。そういう勇気がもっと出せればよかった。今日出場した選手全般にだけど、根性とハート、もう少し足りないね」と語った。
今後はこの日の勝者のメシアを含めて、世界各国から総合格闘技の一流選手に声をかけ、世界規模のトーナメント大会に発展させていく意向。「まだ、コロナ禍の中で選手を探せる機会は少ないけど、しっかり選手を選んで準備していきたい」という。
前日にハワイから東京入り、この日の朝に京都まで移動というハードスケジュールの中、新しい大会の開催に向け精力を注いでいる。
MMA挑戦の誘いをエンセンから持ち掛けられ、この試合に出た高橋は「エンセンさんに申し訳ない。ああ、負けてもうた!」と何度も唇を噛んだ。2日前に祖母が急死、前日に葬式を済ませたばかりという事情はあったが「MMAを意識しすぎた。甘くない」と天を仰いでいた。
勝利後、涙を浮かべたメシアは「この3年間は試合ができず、本当に大変だった。今日はみんなに感謝したい。エンセンさんは昔、試合会場に行って写真を撮ってもらったこともある憧れの人。その人の前で、本当に今日はうれしい」と語った。
<全試合結果>
▼メインイベント MMAルール3分2R延長3分1R
SPIRIT世界トーナメント予選 日本アジアヘビー級タイトルマッチ
●高橋知哉(日本)
判定1-0
〇フランシス・ジョゼ・メシア(ペルー)
▼セミファイナル MMAルール3分2R延長3分1R
●嶋村ソウマ(T.B.NATION JIU-JITSU)
TKO 2R 36秒
〇田中義樹(皇子山MMA)
▼第2試合 MMAルール3分2R延長3分1R
●ウィリアン・タクミ(TEAM TANI)
TKO 1R 45秒
〇稲垣 海(皇子山MMA)
▼第1試合 ボクシングルール3分2R延長3分1R
〇颯(HIT3)
判定1-0
●琥珀(BONE CRASH)
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