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【空道】“MMA8戦8勝”岩﨑大河が国際大会で初優勝=2022アジア空道選抜選手権大会

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2022/11/17(木)UP

日本拳法出身ならではの西尾の右ストレート

アジア・オセアニア空道委員会
『2022 アジア空道選抜選手権大会』(5P目

2022年11月13日(日)カメイアリーナ仙台

▼-270クラス リーグ戦
〇西尾勇輝(日本・大道塾大阪南支部)
本戦 効果優勢勝ち
●奈良朋弥(日本・大道塾青森市支部)
※本戦、西尾が右ストレートで効果(1ポイント)を3回、奈良が右ストレートで効果(1ポイント)を1回、獲得

奈良の右ストレート

 前回世界選手権後の全日本を連覇(2019&2021)していたものの、今年(2022年)の全日本で、戦線復帰した岩﨑大河に完敗を喫した奈良朋弥がどこまで世界選手権日本代表に相応しいパフォーマンスを発揮できるか? が注目であったが……。

 インドの選手を相手にフルボッコとでもいうべき内容で完勝したものの、リーグ戦で争われたこの階級、事実上の決勝戦(獲得勝利数上位2名による対戦)である西尾勇輝との対戦では、中間距離を保たれ、右ストレートでの効果を奪い合いを演じた結果、延長にも至らず、まさかの本戦敗戦。

 来年2023年開催の世界選手権は、コロナ問題等の国際状況により、出場選手を絞っての開催となる可能性があり、日本代表として出場が確約されるのは、階級によっては1名のみになるかもしれないという。前回世界大会後の3回の全日本選手権のうち2度頂点を制している奈良とはいえ、プレーオフ戦に挑み、そこで勝たねば出場権は得られない可能性はあろう。


上段前蹴りでプレヴジャブのアゴを捕えた大倉

▼女子-220クラス決勝戦
〇大倉 萌 (日本・大道塾吉祥寺支部)
延長 効果優勢勝ち
●ダヴァジャルガル・プレヴジャブ(モンゴル)
※本戦、大倉が右ストレートで効果(1ポイント)を1回、延長、大倉が右ストレートで効果(1ポイント)を2回、上段前蹴りで効果(1ポイント)を1回、獲得

 2017年全日本-215クラス優勝後の膝靭帯損傷により2018世界選手権日本代表争いから外れ、その後、キックボクシングの世界で名だたるトップファイターたちと拳・足を交えてきた大倉萌が、2021モンゴル選手権優勝者であり伸びのあるパンチを連打するダヴァジャルガル・プレヴジャブの突進を前蹴りによるストッピングやステップワークでいなし切り、完勝。

 念願の世界選手権初出場、制覇に向け「ロシアの選手に似たスタイルの選手を捌きながら闘うことが出来たこと、逆に課題がまた、いくつかみつかったことはよかったと思います」と笑顔をみせた。


柔道出身者ならではの豪快な内股を決める内藤

▼女子220+クラス リーグ戦
〇内藤雅子(日本・大道塾横浜北支部)
延長 効果優勢勝ち
●小関沙樹(日本・大道塾仙台東支部)
※延長、内藤がニーオンベリー→パンチ連打で効果(1ポイント)を1回、投げからのキメで効果(1ポイント)を1回、獲得

 リーグ戦で争われたこの階級、事実上の決勝戦(獲得勝利数上位2名による対戦)。離れては右ストレート、左ミドル、組んでは内股からキメと、常勝パターンにはめ込んだ内藤が完勝を果たした。

▶︎次ページは、この大会の入賞者一覧と写真

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