【UFC】フェザー無敗トプリアが判定快勝!上位ランカーのエメットを顔面血だるまに
6月24日(日本時間25日)に米国フロリダ州で開催される総合格闘技イベント『UFCファイトナイト・ジャクソンビル』メインイベントのフェザー級マッチにて、同級9位のイリア・トプリア(26=ドイツ)が同級5位のジョシュ・エメット(38=米国)に判定勝利。上位ランカーのエメットを顔面ボコボコの血だるまになるほど圧倒し、連勝記録を14に伸ばした。
トプリアは柔術黒帯でキャリア無敗の13連勝中。しかもそのうち12勝がフィニッシュと高い決定率を誇り、9試合が初回決着。ギロチンなど絞め技を得意とする選手だ。前戦となる昨年12月にはブライス・ミッチェルを肩固めで一本勝ちした。
対するエメットはキャリア18勝3敗の戦績を誇る実力者。今年2月の『UFC284』のUFCフェザー級暫定王座決定戦でヤイール・ロドリゲスに一本負けしたが、それまでは5連勝と波に乗っていた。
試合は1R、トプリアが強い圧力で前進。サークリングしながら圧を流すエメット。手数の多いトプリアがワンツー、ローとコツコツとダメージを与える。
2R、どっしりと中央に構え隙のないトプリアに対し、エメットがジャブの連打、飛び込んだ右などリズムを崩そうとするが、トプリアは動じない。逆に被弾し続けるエメット は顔面が流血。残り1分、トプリアの強烈な右ストレートでエメットが片ヒザをマットにつくダウン。すぐに立ち上がるも、ダメージは明らか。
3R、大きく拳を振り回し前に出ようとするエメットだが、トプリアの鋭いジャブやワンツーで下がらさせる。トプリアがエメットの負傷した左目付近にジャブを当て続け、エメットの顔面は真っ赤に。
4R、トプリアが徹底したジャブ攻撃。エメットの左目下は腫れ上がり、既に左目は見えない状態か。トプリアの前足へのカーフキックも当たり始める。残り1分、トプリアの左フックでエメットが倒れると、トプリアが怒涛のパウンド攻撃。しかし、タフなエメットは耐え凌ぐ。
顔面血だるまでダメージが大きいエメット。最終ラウンド前、ドクターチェックが入るが続行に。すると会場は大歓声。エメットのど根性ファイトに心打たれたか。
5R、気迫でパンチを振り前に出るエメット。一方のトプリアは冷静にそれを捌き、しっかりとガードをあげジャブを放つ。中盤、まとめに入ったか、トプリアがタックルからテイクダウン。残り30秒、エメットからバックを奪いフィニッシュかと思われたが、エメットは極めさせず。
判定は50-44、50-42、49-45と圧倒的な差でトプリアが快勝。激闘となった戦いはこの日の「ファイト・オブ・ザ・ナイト」に選ばれた。
『UFCファイトナイト・ジャクソンビル』
2023年6月24日 (日本時間25日)米国フロリダ州
▼フェザー級マッチ
●ジョシュ・エメット(米国)
判定0-3 ※44-50、42-50、45-49
○イリア・トプリア(ドイツ)
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