2023/07/09（日）UP
（最終更新：2023/09/15 17:24）

田中はシンディレを完封して、世界再挑戦をアピールした

パンクラス
『PANCRASE 336』
2023年7月9日（日）東京・ニューピアホール

▼メインイベント（第8試合）　バンタム級／5分3R
〇田中路教（TEAM ALPHA MALE）
判定3-0　※三者共に30-27
●シンディレ・マネンゲラ（PESFA）

　田中はUFCにも参戦し、2勝3敗の成績を残した選手。その後は様々なリングでキャリアを積み、19年3月にパンクラス、21年11月にはLFAに参戦。今年4月『PANCRASE 333』では笹晋久に判定勝ちを収めている。

多彩な蹴り技を持つシンディレは、カーフキックで攻撃

　対するシンディレは、184cmのリーチを生かしたパンチ、高いグラップリング力を誇り、現在UFCで3戦3勝の22歳キャメロン・サーイマンと、南アフリカEFCバンタム級チャンピオンシップで互角に渡り合った実力者だ。

　1R、シンディレはカーフキックで攻撃。田中もカーフキックを返す。だが二発目でバランスを崩し、バックを奪われそうになるも正対して上になる。ガードポジションのシンディレ。田中は片足を抜き、ハーフに戻させるもシンディレはフロントチョークの体勢へ。これを外した田中は、上からパンチを落としたところでラウンド終了。

ニータップに成功する田中

　2R、田中はシンディレのカーフキックに合わせて右をヒット。尻もちをつくシンディレに対して、田中は上に乗る。ガードポジションのシンディレ。田中はパスガードから一瞬、サイドポジションを奪いそうになるも、すぐにシンディレがガードポジションに戻す。田中は片足を抜き、肩パンチ、パウンド攻撃を見せて優位に立った。

　3R、シンディレはカーフキック。さらに右のパンチを放つも、ニータップで田中が組み付き、テイクダウンに成功。ガードポジションのシンディレ。田中は上からパウンド攻撃で崩しにかかる。あと一歩で、崩れないシンディレ。だが、このままポジションをキープした田中が、判定3-0で完勝した。　

上からパウンドを落とし、田中がポイントアウトした

　完封勝利した田中は、「2ヶ月前、ひどい試合をしてしまって。必死こいてやってきました。みんなのサポートがあって、こうして戦う気持ちを呼び覚ましてくれたなと。長い間、自分のコンディションの悪さに苦しんだんですけど、みんなのサポートのおかげでまだ本調子とは言えないですけど、戻ってきました。また世界で戦いたいと思っているんで、応援してもらえたら嬉しいです」と世界再挑戦をアピールした。

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