2024/02/23（金）UP
（最終更新：2024/02/23 23:48）

安本（左）は梅井（右）から判定勝ち

▼セミファイナル（第12試合）フェザー級（-57.5kg）3分3R延長1R
●梅井泰成（Mouton/同級2位）
判定0-2　※29-29、29-30、28-30
〇安本晴翔（橋本道場/同級4位、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者）

梅井はパンチでダウンを奪いに行くも不発に

　梅井はレスリングや柔道をバックボーンとするフィジカル強者。20年11月にRISE参戦以来5連勝、22年3月のフェザー級王座決定戦で平野凌我に判定勝利しベルトを獲得。しかし、同8月の防衛戦で門口佳佑に敗れて王座陥落となった。昨年2月に魁斗と対戦して判定負け。10月のウォーム戦は偶発的なローブローでドクターストップ、ノーコンテストとなっている。

　対する安本は幼少期からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。プロデビュー後はWBCムエタイ日本統一フェザー級王座など4冠を獲得した。昨年8月、勝てば王者・門口佳佑への挑戦が確実とも思われていた魁斗戦では判定負けとなったが、11月に澤谷大樹に判定勝利して再起を飾った。　

安本の攻撃の方が、やや梅井を上回った

　1R、サウスポー構えの梅井はカーフキック。安本もカーフキックで削り合う。梅井がハイキックを繰り出せば、安本も右ハイキックで返す。互いに蹴り主体も、安本が打ち合いの右をヒットする場面も。

　2R、互いに蹴りを上中下に打ち分ける。梅井は左カーフキック。安本も返したところでこの試合2度目のローブローとなる。中断後、再開。安本は打ち合いに持ち込むと、右のパンチをヒットする。だが梅井は負けずにローキックで反撃して意地を見せる。

安本が判定で梅井を下した

　3R、やや劣勢の梅井は、ここで打ち合いに持ち込む。安本も、これに対応して打ち合う。どちらもイーブンの内容。さらに蹴り合いで削り合う2人。ここでも大きな差はない。前へ出る梅井。安本も下がらずにカーフキック、ヒザ蹴りへつなげる。勝負は判定となり、安本が2-0で勝利した。

　勝利した安本は「タイトルマッチやりたいので、やらせてください！」とアピールした。

長谷川（右）がサンチャイ（左）をKOした

▼第11試合　スーパーフライ級（-53kg）3分3R延長1R
〇長谷川海翔（誠剛館/同級3位、第4代DEEP☆KICK-53kg王者）
TKO　3R 2分31秒　※パンチ連打→レフェリーストップ
●サンチャイ・TEPPENGYM（TEAM TEPPEN/元ラジャダムナンスタジアムミニマム級王者）

サンチャイは右の強打を合わせていった

　長谷川は21年4月にDEEP☆KICKでプロデビュー。22年のDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメントで王者に。RISE初参戦はノーコンテストも、続く黒田直也戦は2RKO勝ち。23年7月に翼をKO。11月のRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメントは準決勝でHIROYUKIに飛びヒザ蹴りでKO勝ちも、決勝戦で政所仁に判定負け。今回が再起戦となる。

　対するサンチャイはTEPPEN GYMでトレーナーを務め、数々の日本人トップファイターと対戦。数多の日本人ファイターの壁となるサンチャイがベテランの強さを見せつけるか注目の一戦となる。