2024/03/30（土）UP
（最終更新：2024/03/30 22:23）

神保（右）はYOHAN（左）のボディを攻めて、パンチ連打で追い込んだ

▼第8試合　初代Krushミドル級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R
〇神保克哉（K-1ジム目黒TEAM TIGER）
判定2-0　※29-29、30-29×2
●YOHAN（T.K.F）
※神保が決勝進出

YOHANの蹴り技は有効だったが

　初代Krushミドル級王座決定トーナメント準決勝。神保は昨年6月、K-1ミドル級王座トーナメント以来の試合となるが「この階級は俺が作ったというか、俺が作ったベルトを獲らないのはおかしいなと思って戻ってきた。チャンピオンになって、今のK-1チャンピオン、待っとけよ」と同級K-1王者・松倉信太郎に宣戦布告している。

　対するYOHANは「神保選手に7年前、20歳の頃にボディでKOされた。その時から絶対やり返すと心に決めて、ここまで来た」と大一番でのリベンジに燃えている。

神保が判定勝ちを収めた

　1R、互いにカーフキックの蹴り合いとなる。YOHANは前蹴り、ミドルキック、ヒザ蹴りで攻撃を散らしながらの右フック。これをディフェンスした神保は左ボディブローをヒット。だが、互いに深い追いはしないで慎重に戦う。

　2R、YOHANはカーフキックを有効にヒットさせる。やや動きが止まった神保に、YOHANはノーモーションの右、さらにヒザ蹴りをつなげる。神保は右ボディストレートで反撃。

Krushミドル級トーナメントは、決勝で神保（左）とブハリ（右）っが激突する

　3R、やや押されていた印象の神保は、ここでYOHANのボディへ攻撃を集めて大反撃。ここまで動きの良かったYOHANだが、ボディが効いたのか失速していく。神保は最後までボディ打ち。YOHANは立っているのがやっとという印象。判定は2-0で神保が勝利を収めて、決勝進出を決めた。

　ここで決勝で神保と対戦が決まったブハリが、リングへ。2人がそれぞれ抱負を語った。

　ブハリは「プロ無敗で負けたのが神保選手で、これまで2敗しているんですけど、あとの選手にはリベンジをしているので、あとは神保選手だけです。決勝で勝って必ずチャンピオンベルトを巻きます」と気合い。

　神保は「久々の試合。マススパーのような最悪な展開になってしまいました。次はいい試合をして勝ちます」と6月の決勝へ向けてアピールした。

25kg減量の谷川聖哉（左）はブハリからダウンを2回喫し判定負け

▼第7試合　初代Krushミドル級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R
●谷川聖哉（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
判定0-3　※三者ともに26-30
〇ブハリ亜輝留（WSRフェアテックス幕張）
※ブハリが決勝進出

アグレッシブに攻めていた谷川はカウンター攻撃をもらってしまう

　初代Krushミドル級王座決定トーナメント準決勝。谷川はこれまでクルーザー級で戦ってきたが、今回25kgの大幅減量してミドル級への参戦となる。

　対するブハリは「4連勝してて国内での実力は見せてきたので、神保選手と王座決定戦を希望してたけど、集まってきた2人もなかなか面白そう。2試合とも倒して優勝する」と不敵にKO勝利宣言をしている。

ブハリのパンチをもらい谷川がダウン

　1R、谷川はカーフキック、三日月蹴りを慎重に入れながら、詰めてパンチを連打。ブハリは守りに徹しながら、様子をうかがう。だがブハリの左フックが入ると、谷川はダウン。谷川は立ち上がると後ろ廻し蹴りでKOを狙うも、不発に。ブハリのパンチでふらつくシーンもある。

　2R、谷川は気合いとともにパンチ連打から右ローキックをヒット。ブハリは防戦一方となるも、迫力のあるパンチ連打で逆襲する場面も。それでも谷川はカーフキック、三日月蹴りと蹴りを散らしていく。ブハリは手数が少ないものの、一発のパンチでKOを狙う怖さがある。

谷川が二度のダウンを喫して判定負け

　3R、谷川はここもパンチからカーフキック、後ろ蹴りでボディを狙う。さらにカーフキックを連続でヒットする谷川。ブハリは、ここもガードを固めてカウンターを待つ。谷川は右、左とパンチを放つもクリーンヒットはしない。逆にブハリのパンチをもらい、2回目のダウン。立ち上がって打ち合うも、試合終了。判定は3-0でブハリとなり、決勝へ進んだ。

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