2025/09/15（月）UP
（最終更新：2025/09/15 05:56）

佐野澪（左）を判定で下した夢叶（右）

JAPAN KICKBOXING INNOVATION
『UNRIVALED-1』
2025年9月14日（日）東京・新宿FACE

▼メインイベント（第7試合）　INNOVATIONスーパーフェザー級王座決定戦　3分5R延長1R
〇夢叶（エムトーンジム/INNOVATIONスーパーフェザー級4位）
判定3－0　※49－48、49－48、50－48
●佐野澪（マイウェイジム/INNOVATIONスーパーフェザー級7位）
※夢叶が王者に

　7月のINNOVATIONスーパーフェザー級次期王座決定戦進出査定試合でジャパンキックランカーの海士に勝利した夢叶は、今回の一戦の1カ月前にタイ遠征へ。MAX MUAYTHAIのリングで判定勝ちしている。

　対する佐野は前戦となった6月の山梨大会で1R TKO勝ち。夢叶とは昨年4月大会で引き分けており、再戦で完全決着を狙う。

　1R、右ローの佐野に対し、夢叶は左の三日月蹴りを三連打、右ハイを当ててプレッシャーをかける。お互いに手数は少なく様子見の展開に。

　2R、夢叶は左の三日月蹴りで下がらせて飛び込んでの左フックもヒット。佐野はなかなか手が出ないものの、右ローを出すと、この一発で夢叶は尻もちを付く。

　3Rには、夢叶は積極的に組んでのヒザを当てていくが、オープンスコアが読み上げられるとジャッジ一者はドロー、残り二者はそれぞれに付けており、互角の展開に。

　4R、左ミドルを当てる夢叶は組んでのヒザ、右ハイをヒット。佐野の攻撃にはバックステップでもらわない。5Rも変わらないペースで首相撲からのヒザを当てる夢叶が判定勝ちでベルトを獲得した。

　マイクを握った夢叶は「高校になる前に腕試しのつもりでジムに入ったのですが、会長ここまで育ててくれてありがとうございます。みんなのおかげでここまで来られました。感謝してます。ここがゴールではなくて、チャンピオンになったから絶対に負けられないし、責任をもっと今まで以上に練習して他団体の強い選手やチャンピオンを倒して名前を広めていきたいです。もっといいものを見せられると思うのでこれからも応援よろしくお願いします」とアピールした。

都築憲一郎（右）とエキシビションマッチを行った弘（左）

▼セミファイナル（第6試合）　INNOVATIONライト級挑戦者決定トーナメント決勝戦　3分3R延長1R
〇弘・センチャイジム（センチャイムエタイジム/INNOVATIONライト級1位）
不戦勝　※大輝が計量オーバーおよび体調不良により欠場
●RISING大輝（ライジング己道会/INNOVATIONライト級5位）
※弘が王座挑戦権を獲得

　大輝が計量オーバーおよび体調不良により欠場となり、弘が12月予定のライト級タイトルマッチの挑戦者に決定。大輝の欠場を受けて、弘はINNOVATIONフェザー級4位・都築憲一郎（エムトーンジム）とエキシビションマッチを行った。組んでのヒザを積極的に出す弘に対し、都築はパンチ主体の攻めで会場を沸かせた。