【ナイスミドル】新宿FACEラスト興行、45歳の医師・歯科医がそろって防衛!ヘビー級は新王者誕生
9月13日(日)、今月末での閉館を発表している東京・新宿FACEで、中高年を対象としたキックボクシングイベント『NICE MIDDLE 80』が開催された。2008年の旗揚げ以来、常設会場として親しまれてきた同所での最後の興行となった。
この日も、内装業、タイル工、警察官、彫刻家、タクシードライバー、とび職、歯科医師、IT業、飲食業、医師など、さまざまな職業と人生を歩む中年ファイター38名が熱戦を展開。バンタム級、ライト級、ヘビー級のトリプルタイトルマッチが行われた。
『NICE MIDDLE 80』
2026年9月13日(日)東京・新宿FACE
▼第19試合 NICE MIDDLEライト級タイトルマッチ 2分3R
“秋葉原からの刺客”
〇王者・TATSU(45歳/PHOENIX/医師)
KO 3R 1分43秒
“戦うPR strategy”
●挑戦者・大橋“マッハ”正芳(46歳/レンジャージム錦糸町/宮古島インターナショナルスクール設立実行委員)
※TATSUが2度目の防衛に成功
ファイナルは、2025年5月に王座に就いた内科医師・TATSUの2度目の防衛戦。
セミファイナルで藤巻リーダーミノルに判定勝ちし、バンタム級王座4度目の防衛に成功したTOMOTAKA・KOは、TATSUと中学時代からの親友。「何としても2人そろって防衛したい」と語るTOMOTAKA・KOの思いを受け、TATSUがメインイベントのリングに上がった。
対する挑戦者の大橋は前王者で、宮古島にインターナショナルスクールを設立するプロジェクトの代表を務める46歳。2006年全日本躰道選手権大会王者でもある。躰道は玄制流空手を基に体系化された武道で、アクロバティックな回転系の技を多く用いるのが特徴。TATSUに奪われたベルトを取り戻すべく、リベンジに燃えた。
1R、サウスポーの大橋に対し、TATSUが強力な右ミドルを連打。さらに的確な右ストレートをヒットさせ、序盤のペースを握る。しかし、直後にTATSUがバランスを崩した隙を見逃さず、大橋が一気に猛攻。ワンツーから左右のフックで畳みかけ、TATSUをコーナーまで追い詰めた。
だが、その瞬間、TATSUの鋭いカウンターの右フックが大橋の顎を打ち抜き、ダウンを奪う。
2R、大橋の左ミドルに対し、TATSUも右ミドルで応戦。巻き返しを図る大橋は、自身のバックボーンである躰道仕込みのスーパーマンパンチを繰り出し、会場を沸かせる。両者譲らぬ激しい打ち合いとなり、手数と意地がぶつかり合うスリリングな攻防が繰り広げられた。
3R、後がない大橋が果敢に前へ出て圧力をかけるが、TATSUの鋭い右ストレートが的確に捉え、この日2度目のダウンを奪う。ダメージの残る大橋に対し、TATSUは一気に猛ラッシュ。最後は強烈な右フックをヒットさせ、大橋が倒れ込んだところでレフェリーが即座に試合をストップした。
勝負強さを見せつけたTATSUが、新宿FACEでのNICE MIDDLE最後の興行を鮮烈なKO勝利で締め、ライト級王座2度目の防衛に成功した。
試合後、TATSUは「前回の防衛戦に続き、また共にタイトルを守ることを目標にやってきました。目標が達成できて、本当にうれしい」と熱い思いを吐露。すると親友のTOMOTAKA・KOもリングへ駆け上がり、「最高だよ、夢が叶ったな!」と抱き合い、互いの勝利を祝った。
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