【ボクシング】内山が衝撃のKO負け、V12ならず
「THE TRIPLE TITLE MATCH」
2016年4月27日(水)東京・大田区総合体育館
▼WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分12R
○ジェスレル・コラレス(パナマ/WBA世界スーパーフェザー級暫定王者、同級1位)
KO 2R 2分59秒 ※左フック
●内山高志(ワタナベジム/WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)
※コラレスが新王座に就く。内山は12度目の防衛に失敗。
“KOダイナマイト”内山が12度目の防衛に成功するか。日本人世界王者史上最も長く王座に君臨し続けている内山は、具志堅用高が持つ日本人最多防衛記録「13」まであとふたつに迫っていた。戦績も25戦24勝(20KO)1分けとプロ負けなし。
今回の対戦相手コラレスは昨年12月、TKO勝ちで暫定王座を獲得。戦績は19勝(7KO)1敗1無効試合で内山との王座統一戦に挑んだ。
場内が最高潮に盛り上がる中、1R開始のゴング。コラレスは積極的に攻め、内山をロープ際に追い詰めて左右フックを浴びせる場面も。スピードのあるパンチに場内からどよめきが起こる。
2R、内山は左ストレートを繰り出し、コラレスは前の手を下げた、いわゆるデトロイトスタイルから変則的なパンチを下から繰り出してくる。勢いのあるコラレスに下がる内山。
そしてコラレスが思い切り左フックを打ち抜くと、内山がまさかのダウン。その勢いのまま一気に前へ出るコラレス。内山も打ち合おうとするが、左フックをもらって2度目のダウン。このラウンドをしのごうとした内山だが、最後は左フックをもらってロープを背負ったところで左フックをもらって倒れ、KO負け。残り時間は1秒だった。
狂喜乱舞するコラレス。12度目の防衛失敗に信じられないといった表情の内山。大波乱の結末に、場内は騒然としたままだった。
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▼今回の試合写真
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