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【K-1】金子晃大が初黒星、玖村将史が判定勝利で兄・修平の敵討ちに成功

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2020/03/22(日)UP

パンチでポイントを稼いだ玖村(左)がプロ無敗の金子に初黒星を付けた

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~』
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第9試合 スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R 55.0kg
○玖村将史(日本/ K-1ジム五反田チームキングス)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-28
●金子晃大(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

 玖村は、兄の修平と共に上京して2018年にKrushに参戦すると、第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制してベルトを獲得した。昨年6月の「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に参戦すると決勝では武居由樹に敗れるも、高い実力を証明した。

 対する金子は、2016年9月にデビューしてから、無敗のままKrushバンタム級タイトルマッチで、軍司泰斗を撃破してタイトルを獲得。その後は、スーパー・バンタム級に階級を上げて、昨年3月の「K’FESTA」では、今回対戦する玖村将史の兄・修平に大苦戦するが延長判定で勝利を掴み取った。

 1R、リングの中央に陣取るのは玖村。金子はその周囲を回りながら細かいローキックでけん制する。玖村が伸びのあるワンツーをヒットすると、金子も同じくワンツーで反撃。玖村がボディを打ち込めば金子もボディを返す互角の打ち合いを見せる。ラウンド終盤には玖村が左のボディから顔面への左フックをヒット。

金子の左が玖村の顔面を捉える

 2R、金子が速い右ミドルから左フックを浅くヒット。玖村は鋭い左ジャブからの右ストレート、左ジャブのダブルとバリエーションを見せ、金子の顔面をとらえる。金子は右のミドルで玖村の左脇腹を赤く染めるが、金子も玖村の右ストレートで左目下に傷を作る。

 3R、パンチの距離で足を止める両者は数度の左フックの相打ち。左ジャブを出す分、玖村の手数がやや上回る。金子の入り際に左ボディを突き刺し、玖村は入り際にガードを固めるが、金子はお構いなしにガードの上から強打をたたき込む。最後まで威力のあるパンチを交換し続けた両者だが、ダウンシーンのないまま試合終了。コツコツと細かいパンチをヒットさせポイントを稼いだ玖村が、ジャッジ2名の支持を受け判定勝利。難敵金子を撃破し、昨年3月に敗北した兄・玖村修平の敵討ちを果たした。

☆この試合の全結果速報はこちら

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