【ベラトール】ミドル級王者ムサシがソルターを逆転TKOで初V
パンチを振る王者ムサシ©️Bellator
Bellator MMA
『BELLATOR 264』
2021年8月14日（土・日本時間）アメリカ・コネチカット州 モヒガン・サン・アリーナ
▼ミドル級タイトルマッチ
ゲガール・ムサシ（オランダ/王者）
TKO 3R2分07秒 ※パウンド連打
ジョン・ソルター（米国/挑戦者）
※ムサシが初防衛に成功
ソルターにテイクダウンを許すムサシ©️Bellator
ムサシは破壊力ある打撃とフィジカルの高いグラップリングを併せ持つオールラウンドファイター。PRIDE、DREAM、UFC、ベラトールなど世界中のプロモーションを渡り歩き、数々のベルトを獲得。
ベラトールには17年10月から参戦し、18年5月にミドル級王者に。一度王座を失うも、昨年10月の王座決定戦に勝利し再び王者に返り咲いた。
ムサシの右ストレートがクリーンヒット！©️Bellator
対するソルターは打撃のできるグラップラー。レスリングでは、大学時代にNAIAの全米王者となり、ブラジリアン柔術の黒帯保持者。ベラトールには15年に参戦し、9戦8勝1敗の成績。内7試合（1KO6一本）はフィニッシュしている。現在3連勝と波に乗っている。
1R、強いプレッシャーで前進するムサシに対し、ソルターはサークリングしながら、距離が縮まるとロー。ムサシは両足タックルからテイクダウン成功。
立ち上がろうとするムサシのバックを捕らえるソルター。コツコツとヒザ蹴りをムサシに当てる。正対した両者。片足タックルするソルターに対し、ムサシがヒザ蹴り。大きな動きがないまま、ラウンド終了。テイクダウンとグラウンドコントロールで、このラウンドはソルター。
初防衛に成功したムサシ©️Bellator
2R、ソルターテイクダウンに成功するも、ラウンド残り1分、反対にトップを奪ったムサシがパウンド連打。防戦一方であまり動きのないソルター。このままレフリーストップかと思われたが、ゴングに救われる。ソルターの左眉当たりがカットし流血。このラウンドはムサシ。
ヴァンダーフォード（左）と対峙するムサシ（右）©️Bellator
3R、序盤からお互い疲労困憊の様子。ムサシがベタ足で近づきながらジャブを放つ。ソルターのタックルを切ると、ムサシがハーフからヒジとパウンド連打。ソルターが苦悶の表情を浮かべる中、レフェリーが試合を止めた。
初防衛に成功したムサシだが、すぐに次の防衛戦の相手、オースティン・ヴァンダーフォード（米国）にケージ内に登場。ヴァンダーフォードは素手ボクシング参戦する元UFC美女戦士、ペイジ・ヴァンザントの夫で、MMA11戦無敗の新星。ムサシとヴァンダーフォードは握手をして、戦いを約束した。
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