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【ボクシング】五輪銅・清水聡が”マウスピース吹っ飛ばす”TKO勝利「来年は世界へ」

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2022/12/13(火)UP

強烈なアッパーを打つ清水

『PXB WORLD SPIRITS 世界バンタム級4団体王座統一戦 井上尚弥 vs ポール・バトラー』
12月13日(火)東京・有明アリーナ

▼第2試合 58キロ契約8回戦
〇清水聡(大橋/OPBF東洋太平洋フェザー級チャンピオン)
TKO 2R終了時点でのレオン陣営からのストップ
●ランディ・クリス・レオン(フィリピン)

マウスピースが吹き飛んだ瞬間

 清水はロンドン五輪の男子バンタム級銅メダリストで、同大会で金メダルを獲った村田諒太とは同期。現在はOPBF東洋太平洋フェザー級王者で、今回は来年の世界戦前哨戦と見据える。戦績は10勝(9KO)1敗。

 対するレオンは41戦の戦績を持ち、14勝(6KO)22敗5分と負け越しているが、前戦である昨年7月にはWBOアジア太平洋スーパーバンタム級王者ジュンリエル・ラモナルに判定勝利、19年にもUBO世界スーパーフェザー級王者に判定勝利するなど、ジャイアントキリングを起こしてきた。

連打する清水

 清水は身長180cm、レオンは165cmと身長差が目立つ。
 互いにサウスポーの両者。レオンはガードを高く接近戦に持ち込みたいが、清水は強烈なジャブの連打でレオンを下がらせる。

 2Rには、レオンが飛び込んでの左フック。しあし清水は右アッパーから左フックを繋げるとレオンがフラつく。
 さらに清水は長いリーチから、レオンを近づかせずにワンツーで殴りつける。レオンはロープに詰められフラつき防戦一方だ。

 ようやくレオンが反撃も、さらに清水がタコ殴り。レオンのマウスピースも飛ぶ。一方的な展開が続いたままゴング。

TKO勝利した清水

 3R開始のゴングが鳴るも、レオンはコーナーの椅子に座ったまま立ち上がらず。
 レオン陣営は第2ラウンド終了時点で、棄権を申し出、清水が2RTKO勝利を順当に収めた。

 清水はマイクで「試合が1年半空いたので、こんな空くのは良くない。来年の始めに自分のボクシングをもっと磨いて、来年世界に挑戦出来ればと思います」と23年には世界へ挑戦したいと意気込んだ。

※全試合結果はこちら

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