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バトラー陣営「井上はディフェンスが弱点」に尚弥「実は得意」父真吾トレーナーも理由語る

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2022/12/11(日)UP

井上尚弥がディフェンスの弱点指摘について答えた

 12月13日(火)東京・有明アリーナにて行われる世界バンタム級4団体統一戦、3団体王者の井上尚弥(29=大橋/23勝20KO無敗)と対戦するWBO同級王者ポール・バトラー(34=英国/34勝15KO2敗)が10日、横浜市内のホテルで会見を行った。
 8日の公開練習でバトラーのトレーナーであるジョー・ギャラガー氏が、「井上はディフェンスに弱点がある、ミスは逃さないように攻めていきたい」と発言。会見でこの発言に井上はどう思ったか質問が飛んだ。

【フォト】ドネアをKOした瞬間に井上の背中に”鬼”出現!驚きの背筋

バトラーはそれでも隙を攻めていくと意気込む

 井上は「本当にディフェンスに徹底したら、きっと一発ももらわないであろうという自信がある。そこはボクシングだから自分も倒しに行くわけで、その中で被弾というものは少なからずある。実はディフェンスが一番得意なんだというところを見せていきたいと思う」とKOを重ねる攻撃よりディフェンスが実は得意と来れば完璧だろう。これまで井上はダウンを喫したことの無い無敗の選手。最もピンチだったのは19年のドネア戦の2ラウンド目にドネアの伝家の宝刀である左フックを被弾、眼窩底骨折を招いたが、それも学んだのか、ある今年6月の再戦ではドネアから無傷の2ラウンドKO勝利をして見せた。

井上は3団体のベルト、バトラーはWBOのベルトを持つ

 井上の父、真吾トレーナーは「ディフェンスは相手があってのことで、その流れによっては打った、(ガードを)下げたなどあると思うが、尚弥の場合、適所で対処はでき、それを踏まえた練習もしてきているので、そこは心配していない」とその弱点の指摘は心配ないとした。

 これを聞いてバトラーは「弱さを見せたときにはそこをついていきたい」と戦う以上、隙を見逃さず攻めていくと意気込んだ。34勝のうち、15KOを重ねるバトラー、果たして井上のディフェンスを崩せるのか。

 大橋会長は「アメリカでのスパーリング合宿、走り込み合宿を積んで、6月のドネア戦の時よりも1.5倍強くなった印象がある。スピードとパンチ力、1ラウンドから火を噴くと思うので、注目してほしい」と更に成長したとアピール。
 どのような試合になるのか、13日、大きな期待が集まる。

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