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【極真会館】100人組手が直前の世界王者・上田幹雄「限界ギリギリでも完遂する”覚悟”で挑む」

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2021/04/23(金)UP

100人組手直前の上田幹雄が覚悟を語った

 4月25日(日)極真会館総本部・代官山道場にて6年ぶりに100人組手が行われる。
 挑戦者は2019年に極真会館が主催した世界空手道選手権大会の優勝者・上田幹雄(25=極真・横浜北支部)。

 百人組手とは、文字通り1日で百人を相手に連続して組手を行うもので、極真の約50年にも及ぶ歴史の中で達成者はわずかしか存在しない。2分×100人の極真究極の荒行だ。

 昨年1月に100人組手の意思を松井館長に伝えたが、コロナ禍により目処が立たず、ようやくの挑戦となる。

 100人組手直前、上田は現在どのような気持ちなのか、主催者を通じて上田は答えた。
「絶対に完遂するんだと思って毎日を過ごしながらも、凄く楽しみな日と反対に凄く不安な日があったり、いろんな感情が湧いてきました。ただし、そういった不安定な感情も100人組手という『伝説の荒行』に挑むからこそ味わえるものだと思います」と大きなプレッシャーを逆に楽しんでいるようだ。

道衣でトレッドミル走。100人組手は道衣を着て行うため、できるだけ本番の状況に近づけている

 2月末には100人組手に向けた予行練習を行った。
「まず2分間×100回を実際に体験してみたかったというのが予行練習の目的でした。それまでサンドバッグの打ち込みで50~70回の回数は普段の稽古でもやっていましたが、組手を交えた長い回数の稽古はやっていなかったので、組手とサンドバッグとトレッドミル走で合計2分×100回やりました。収穫は、肉体的なスタミナよりも精神的なスタミナが鍛えられたと思います。2分間フルで100回行い、短い休憩を挟みながらでも約6時間かかりました。しかし、実際に体験し、これだけ長いのかとか、次第に腕や関節が痛くなるなど、こういう変化が起こるのかということが感覚的に理解できたと思います」

 連続組手にはコツがある。それは当てさせず当てる。そして早めに一本をとり自身のダメージを最小限にすることだ。打ち合いの真っ向勝負では、身体が強い人でもせいぜい10人〜20人だろう。カウンターの名手であり、100人組手を達成した松井館長も「70人くらいから体に触れられただけで手足が痛くなる」と答えているように壮絶な荒行だ。

 その100人組手への対策についてはどう考えているのか。

▶︎次ページは上田が語る100人組手の対策、そして決意

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