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【極真会館】100人組手が直前の世界王者・上田幹雄「限界ギリギリでも完遂する”覚悟”で挑む」

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2021/04/23(金)UP

上田が得意の後ろ回し蹴り

 上田は「足掛けであったり、押し技で相手を懐に入れない技術であったり、足捌きで相手の間合いを外す技術であったり。無駄な打ち合いをする必要はないし、無駄な動きをすれば当然スタミナが削られていきます。ただし、極真空手である以上、状況によって打ち合うことはどうしても避けられないでしょうし、そのときでも意地になって相手を打ち負かそうとするのではなく、“自分の組手を創り上げる意識”で対応できたらと思っています」と打ち合いの状況になってもあくまで冷静に自分の組手を向上させる意識で戦うという。

 さらに100人組手をマラソンに例える
「重要になるのはペース配分だと思います。イメージ的には、試合が中距離走だとすれば、100人組手はマラソンに近いのではないかと。ですから、ペースを上げ過ぎてもいけないし、全く上げないのもいけないということを意識して稽古してきました」

今西師範(左)とミット稽古

 そして100人組手を完遂(達成)に最も重要視しているものは何か
「精神面でいえばやはり『覚悟』が最も重要なのではないかと思います。どんな展開になったとしても痛くて、つらくて、苦しくなることは避けられない。限界ギリギリまで追い込まれる。そのときに絶対に完遂するんだという『覚悟』を持って挑む。逆にいえば、自分は極真が一番強いと思っていますし、極真会館に恩返ししたいという気持ちがありますから、それを体現できる絶好のチャンスでもある。完遂することで、極真空手は凄いんだ、素晴らしいんだということをより多くの皆さんに伝えていけたらと思っています。

 果たして上田は極真会館が正式認定する歴代10人目の100人組手完遂者となれるのか。25日、新たな歴史が刻まれようとしている。

♢上田幹雄(25=極真・横浜北支部)身長187cm 体重104kg
18年全日本選手権大会で優勝、翌19年世界大会で念願の初優勝。昨年秋の全日本は欠場し、今回の100人組手に焦点を絞る。

■上田幹雄 100人組手実施日時
2021年4月25日(日)11:00開始
■実施場所
総本部代官山道場

ライブ配信:KYOKUSHIN ONLINE URL:https://www.kyokushin.net

■極真会館が認定した100人組手歴代完遂者
ハワード・コリンズ(1972年12月1日/総本部道場)
三浦美幸(1973年4月13日/総本部道場)
松井章奎(1986年5月18日/東映大泉撮影所)
増田章(1991年5月19日/総本部道場)
八巻建志(1995年3月18日/総本部道場)
フランシスコ・フィリォ(1995年3月18日/総本部道場)
数見肇(1999年3月13日/総本部道場)
アルトゥール・ホヴァニシアン(2009年3月29日/本部直轄恵比寿道場)
タリエル・ニコラシヴィリ(2014年4月26日/本部直轄恵比寿道場)

▶︎次のページは(動画)華麗な上田幹雄の組手、一本や技ありなど

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