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【TTF】空道王者・岩﨑大河、MMAデビュー戦で元米軍ファイターに勝利「もっとやれたかな」

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2020/06/28(日)UP

MMAデビュー戦をフルマーク勝利で飾った空道王者・岩﨑(右)

TRIBE TOKYO M.M.A
『TTF CHALLENGE 08』
2020年6月27日(土)配信・PIA LIVE STREAM

▼メインイベント ミドル級 93kg以下契約
●リカルド・サープリス(TRIBE TOKYO M.M.A)
判定0-3 ※三者とも18-20
〇岩﨑大河(大道塾)

岩﨑がバックスピンキックを放つ

 岩﨑は185cm、96kgの体格と鋭い打撃を武器に「2017北斗旗全日本空道体力別選手権大会」の最重量級で優勝、翌年も連覇し、19年には無差別選手権大会で準優勝に輝いた。今回MMAデビュー戦にしてメインイベント出場となる。

 対するサープリスはアメリカ出身の元軍人。本国アメリカでMMAを経験し、日本移住を機にトレーニングを重ね、今回が8年ぶりとなるMMA再デビュー戦だ。

 1R、距離を取りローでけん制する岩﨑に、サープリスはジャブ・ストレートを伸ばす。パンチの引き際、その腕を取るように組みついた岩﨑だが、背後に回られる。しかしここはサープリスが体を離す。サープリスはさらに岩﨑のミドルをキャッチして右パンチを連打。岩﨑はバランスを崩すが、サープリスは立ち技勝負を望むか深追いしない。

 ミドルを放つ岩﨑だが、サープリスがこれを取りテイクダウン。岩﨑はしかしすぐ立ち上がり、サープリスのサイドについて金網に押し込む。そこから足を掛けてサープリスをテイクダウン。ハーフから岩﨑はマウントポジションへ。サープリスは立ち上がるが、岩﨑は背後につき、リフトして足払いでグラウンドに戻す。そして四つん這いのサープリスにヒジ打ちを入れ1Rを終える。

 2R、左ミドルを放っていく岩﨑に対し、サープリスは右ストレート、左フック、左ボディとパンチを散らす。岩﨑は後ろ回し蹴りを見せ、両足タックルで前進。サープリスを金網に押し込み打撃を封じる。

サープリスを金網に押し込みパンチで攻める岩﨑

 そしてボディにヒザを入れ、小外刈りでサープリスをテイクダウン。1R同様にマウントを取る岩﨑だが、やはりサープリスが立ち上がる。口が開きやや苦し気な岩﨑だが、前蹴り、ミドルから前進して組みつきバックに回る。再びリフトして岩﨑はグラウンドへ倒し、サープリスが立ち上がっても金網に押し込んでヒジとヒザで攻め、試合終了となる。

 判定は3者とも18-20のフルマークの3-0で岩﨑。MMAデビュー戦を白星で飾った。

 岩﨑は主催者に開催を感謝すると、「もっとやれたかなと思いますが、これが自分の今の実力なので、もっともっと練習して、もっと強い相手に勝っていきたいと思います。本日は応援ありがとうございました」と挨拶し、MMAデビュー戦を終えた。

▶︎次ページはセミファイナルのマックス・ザ ・ボディーvs村岡

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