【K-1】鷹大、フェザー級トップファイターの小澤戦は「人生のターニングポイント」
6月30日(日)両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~」。同大会のスーパーファイト(フェザー級、-57.5kg契約)で第2代K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者・小澤海斗(25=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦する鷹大(27=WSRフェアテックス西川口)が10日(月)、都内所属ジムにて公開練習を行った。
鷹大は今年4月のK-1 KRUSH FIGHT後楽園大会で、三輪裕樹をパンチでマットに沈めると「強いヤツなら誰でもいいので、どんどんやらせてください」とアピール。K-1初参戦となる今大会では、フェザー級のトップファイター・小澤海斗と雌雄を決することになった。
その注目の一番に向けた公開練習で鷹大はミット打ちを敢行し、ムエタイ仕込みの鋭いキックとシャープかつパワフルなパンチを披露。そして、現在のコンディションについては「疲れは溜まってきていますが、だいぶ良い感じです。当日は100%に仕上げられそうですね」と好調ぶりをアピール。
K-1が現体制になって以降、ウィラサクレックジム所属の日本人選手として、初の本戦出場を果たす鷹大。「その反響は大きいですね、相手も相手なので。小澤選手もプレッシャーはあると思うのですけど、僕もプレッシャーはあるので負けられないです」と周囲の期待の高さを踏まえ、必勝を誓う。
対戦カードの発表会見では、小澤に「誰だよこいつ?って感じなのですけど」と挑発的な言葉を向けられたが、「ウチの会長がずっと根に持っているみたいです。僕より周りのほうが怒っていますね、小澤選手があんなこと言うから(苦笑)。がんばるしかないです」と苦笑いを交えながらコメント。
同じ会見で小澤戦について「人生のターニングポイントだと思うので、これに勝って人生を変えたい」と意気込みを述べた鷹大は、あらためて「K-1はブランド。ムエタイを知らない人もK-1は知っていて、僕の周りでも観にきてくれる人がいるので」と千載一遇のチャンスに向けて気合いを示す。
小澤の「ファイトスタイルはガラッと変わったなって思います。知的に戦っていますね。会見で『勝つことが全て』と言っていたので、それが試合に出ているのが観ていてわかります。手堅い試合をしてくると思いますけど、そこは楽しみです」と冷静に分析。
自身は「やっぱりインパクトを残すのが大事です。SNSでも『小澤の相手は誰?』という意見は見たので、インパクトを残さないといけないと思います」と決意を示し「会場がでかいので、その雰囲気に呑まれなければ(大丈夫です)」と意気込んだ。
また、ムエタイとK-1での練習方法は「全然違います。ヒジも首相撲もないと距離感が違うので、ミットの距離も変えてやっています」と練習もK-1仕様にし、「K-1の選手は蹴りに慣れてない印象があります。ゲーオでもゴンナパーでも、蹴りで相手の腕を壊したりするので、蹴りはムエタイのほうが凄いと思います」と、ムエタイファイターとしての自信も垣間見せた。
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