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【新日本キック】重森陽太がWKBA世界王座を獲得、江幡睦は強豪タイ人に圧巻の1R KO勝利

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2019/07/07(日)UP

伸びる左ストレートでダウンを奪って勝利した高橋(左)

▼日本ライト級王座決定戦 3分5R
●内田雅之(藤本ジム/日本ライト級1位)
判定0-3 ※48-49、47-49、48-49
○髙橋亨汰(伊原道場本部/日本ライト級3位)
※高橋が新王者に就く。

 両者はフェザー級時代(2016年)に1度対戦経験があり、その時は無敗の快進撃を続けていた高橋が、元王者の内田に大金星をあげた。それからの2年半、内田は階級を上げて実績を積み、今回のタイトルを獲得すれば2階級制覇となる。対する高橋は現在ではREBELSのリングなどにも活躍の場所を増やしている。

 1R、内田がガードを高くして右ローで先制すると、すぐさま高橋は左ローを返す。終盤に高橋が強烈な左ミドルをヒットさせると内田の胸は赤くなる。

 2Rは、高橋は爆発力を見せ、左ストレートをヒットさせ顔面前蹴りも放つ。さらに伸びる左ストレートをヒットさせてダウンを奪う。

 ダウンを奪われた内田は3R、飛び込んでの右ヒジでカットを奪い、高橋にドクターチェックが入る。再開後、今度は高橋が押し返して左ハイキックをヒットさせると内田のアゴが跳ね上がる。4R終盤にも左ハイキックをクリーンヒットさせる高橋。

 5R、内田は飛び込んでの右ヒジと立て続けに狙っていくと、高橋は左ローを冷静に返す。それでも前に出る内田に、高橋は顔面前蹴りでけん制し左ハイキックで会場を沸かせる。終盤に、内田が気迫で前進して、右縦ヒジを何度も見舞うが高橋はしっかりガードし追撃を許さず3-0の判定勝利を収め新王座についた。


豪快なパンチをぶち込んだ斗吾(右)が判定勝利した

▼73kg契約 3分5R
○斗吾(伊原道場本部/日本ミドル級王者)
判定3-0 ※30-26 30-26、29-27
●小原俊之(キングムエ)

 斗吾は、打たれても前に出て打ち合うパンチの破壊力が持ち味のファイターで、対する小原は強烈な左ミドルに、近距離でにヒジが得意のファイターだ。

小原のヒザに右ストレートを合わせた斗吾(左)

 1R、小原がサウスポーで左ミドルを放つと斗吾は右ローを返す。中盤、小原が組んでの左ヒジでカットを奪うが、斗吾が左右のフックからの右ストレートで襲い掛かり先制のダウンを奪う。

 2Rにも小原が前進を止めず左ミドルを当て込んで左ストレートを見舞うと、斗吾は豪快な左右のフックを返し、小原をグラつかせる。

 3R、開始直後、斗吾がワンツーをクリーンヒットさせると小原が後退する。両者激しい流血戦となったが、斗吾がコーナーに上手く小原を追い詰めて左右の豪快なフックを何度もヒットさせて判定勝利を収めた。

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