2020/02/03（月）UP
（最終更新：2020/02/03 15:58）

“破天荒な天才”栗秋との一戦に臨む駿太、栗秋の1・2RKO宣言に「3から5Rで倒す」と後半勝負

　2月11日に東京・大田区総合体育館で行われる『テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』に向け、出場選手らが2日、公開練習を実施。YouTuberとしても活動中の駿太（37＝谷山ジム）が公開練習に臨んだ。

　駿太は同日公開練習に参加した良太郎（池袋BLUE DOG GYM）とマススパーを披露。懐の深い良太郎に対し、駿太は小さな出入りで距離をコントロールする高度な技術を見せた。

昨年8月には19歳のエリート安本と流血の激闘を繰り広げた駿太（左）

　駿太の対戦相手は”破天荒な天才児”栗秋祥梧（クロスポイント吉祥寺）。天才的な当て勘で撃ち抜く左フックでKOを量産するハードヒッターだ。数々の強敵との対戦を経験してきた駿太は「相手が強くて一発があるので、自分的には危機感を持っている」と今回も強敵と認識。その上で「こういう時の自分はいい試合をするので、いい緊張感があります」と決して悪条件ではないことをアピールした。

良太郎相手のマススパーを披露した駿太は距離を保ちキレのある蹴りを見せた

　その栗秋は1R、遅くとも2RにKOすると宣言していることを聞いた駿太は「僕は3から5Rで仕留めようと思う」と後半勝負の構え。しかし試合は水物であることをよく知る駿太は「最初から行くか決めるのは当日になってから。もらってどんな感じになるか、やってみないとわからないですね」と様々なパターンの展開があることに含みを持たせた。

　2018年9月の大阪大会でKNOCK OUTに初参戦して以来、今回が4戦目となる駿太。ファンからの反応も上がってきており「見に来てくれるモチベーションが高く、チケットの単価が上がってるんですよ」と告白し「（お金の話になって）ゲスい話ですみません」と照れ笑いを見せた。

初参戦のJ-NET王者峯山、傷の多い喜入へ「もう一つ二つ増やす」と斬り裂き予告

　そんな駿太はYouTubeで数々の動画を配信するYouTuberとしても活動中。「キックボクサー駿太」の名で公開されている動画は最大で73万回の再生回数を誇り、チャンネル登録数は2.1万人を超える人気YouTuberとなった。そのチャンネル登録者数が増えた影響を問われると「ランニングしていると、追いかけてくる人が増えた」と衝撃エピソードを披露。一般層への影響力もますます大きくなりそうだ。

　しかし「実はYouTubeだけじゃ食えない」という現状を告白。現在もトラック運転手の仕事を週1回は継続しているといい、YouTuber収入は月の総額は伏せたものの「時給にすると1,000円くらい」と赤裸々に公開した。

雅駿介とのマスでは、得意技と自負する蹴りで圧力をかける

　また、今回喜入衆（NEXTLEVEL渋谷）との対戦が決まった峯山竜哉（24＝WSR フェアテックス西川口）が公開練習に参加。テクニシャンの雅駿介（PHOENIX）を相手にパワフルな左ミドルを見せた。

　事前のインタビューでは喜入に対し「ベテラン狩り、悪く言ったらオヤジ狩りをする」と強気な発言を見せた峯山は、公開練習後の会見でも「（喜入は）傷が多いので、ヒジで一つ二つ増やしてやろうかな」とその姿勢は変わらず。しかし勢いだけでなく「具体的にはいえませんが、映像を見ながら自分の良いところを出しつつ相手の弱点を突きつつ、という練習をしています」としっかりとした裏付けとなる練習を積み重ねているようだ。

公開練習後にケバブ屋へ直行した峯山、抜群のコンディションで喜入撃破なるか

　昨年2月にJ-NETWORKウェルター級のベルトを獲得した峯山。各団体の王者級が集まるKNOCK OUTへの参戦は「この舞台に上がれることがうれしい」と喜びの声を上げる。王者の看板を背負っての参戦に「参戦できるのが自信になります。去年はJ-NETチャンピオンになって4連勝。勢いづいてチャンピオンクラスを倒したい」と継続参戦を目指す構えを見せた。

　なお、峯山はこの公開練習終了後、会場近くのトルコ料理屋に直行。好物のケバブを頬張り「久しぶりに脂っこいものを食べられました」と感激、コンディションも良好な様子を見せた。2月11日の大爆発に大いに期待したい。

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