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【RIZIN】元K-1王者・大雅がMMA参戦を示唆、キックでは那須川戦を望む声も

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2020/05/14(木)UP

大雅はMMA挑戦も視野に入れる

 5月13(水)19時より、格闘技イベント『RIZIN』のYouTubeライブ配信番組「榊原社長に呼び出されました」が放送された。

 この番組は、活動自粛を余儀なくされている選手たちに、ありとあらゆる質問を榊原信行代表がぶつけていくというものだ。5回目となる今回は、元K-1WORLD GPスーパー・フェザー級(-60kg)王者・大雅(23=TRY HARD GYM)が出演した。

 大雅はサウスポーから繰り出されるフットワークと爆発力を武器に、2012年に16歳でデビューし、14年にKrush-55kg王座を戴冠。その後は、K-1で武尊や卜部功也などの強豪選手と凌ぎを削り、17年2月に卜部弘嵩を下して念願のK-1スーパー・フェザー級(-60kg)世界王者に輝いた。

大雅(左)が白鳥と激戦を演じる

 その後、8ヶ月間は試合が出来ない時期が続いたが、RIZINやRISEに活躍の場を移して原口健飛、白鳥大珠、ムエタイの大物・セクサンなどのトップファイターと拳を交えてきた。前回は白鳥との2回目の対戦で、2Rにヒザ蹴りでカットを奪われて判定負け。今年は復活の1年を目指す。

 現在新型コロナウイルスで多くの格闘技興行が中止になる中、大雅はどのような日々を送っているのだろうか。多くの格闘家は、練習内容に不安を溢しているが、「コロナになってからの方が練習してんじゃないかってくらい練習していて、公園や山に行って走り込みなどを凄くやっています」と充実ぶりを語る。

 最近の練習では「体を作り直そうと思い、フィジカルトレーニングを毎日朝にやっています。階段ダッシュやサーキット、インターバル走です」と基礎から作り直している。

RIZIN公式YouTubeチャンネルより

 K-1で世界王者にも輝いた実績を残してきた大雅の、総合格闘技参戦を望む声もファンからは多く見受けられた。それについては「もうちょい待ってください。今年中には行きたいですね」と何とMMAに参戦に前向きに検討していることを告白した。

 榊原代表は「年末くらいにMMAで見たいよね。ファンも気づいていると思うけど、今の総合って打撃のシーンの試合が多い」と最近のMMAのトレンドは打撃対決であると語った上で、「腰も強そうだしやったら良いところまで行くと思うよ」と総合に適応出来るとの見解を示した。

大雅がMMA参戦する可能性のあるバンタム級のタイトルマッチ、朝倉(左)vsケイプ(右)=昨年大晦日

 大雅の試合時の体重は60~62kg。昨年大晦日の白鳥戦では62kg契約で戦っている。RIZINのMMAの階級で言えばバンタム級(-61kg級)に相当するだろう。この階級は、昨年の年末マネルケイプvs朝倉海のタイトルマッチが行われ、ケイプが王者に輝いた(ケイプはUFC参戦を発表しベルトは空位)階級である。その他にも、RIZINとベラトールの2冠を達成した堀口恭司などの強豪選手が多く存在し王座を狙っている。

 榊原代表は大雅のMMA挑戦は「簡単にはいかないと思うけど、バンタム級は面白い。14日、非常事態宣言の解除される地域も出てくる。少しずつ色んな活動が出来てくるのでしっかりトレーニングしてほしい」とコロナウイルスが収束に向かった後の、大雅の活動を激励した。

那須川(左)vs大雅(右)のスーパーカードが実現すると日は来るのか

 MMA挑戦も興味深いが、大雅はRIZINに参戦を果たした際に、RISE世界フェザー級王者・那須川天心との戦いの名を挙げていた。大雅は「(体重を落とせるのは)59kgとかですかね。それ以上落とせても試合できる状態じゃないんですよね」と階級を下げることが出来る範囲を述べた。

 現在、那須川は56kgから58kgほど、大雅は61kgほどで試合をしているため、実現するとなると間をとった階級での試合になるだろう。那須川は6月のRISEで、”ミスターRISE”裕樹と-59kg契約で戦う予定であったこともあるが、裕樹の引退試合だからこそ、この階級で対戦を受けたと話していた。今後、大雅との対戦の可能性はあるのか。

 大雅は「新しいチャレンジをしていくことがモチベーションになる」と話しているため、MMAのチャレンジや更なる強豪との対戦が考えられる。ファンからは、那須川と2度の激戦を演じたムエタイの超強豪・スアキム、RISEで野性味溢れるスタイルで有名な中村寛、2年前に大雅のRIZIN初参戦で対戦し、引き分けで完全決着が望まれる、原口健飛との再戦を望む声も見られた。

筋肉隆々で62kgで計量パスする大雅

 様々なマッチメイクが考えられる中、大雅が戦いたい相手としては、那須川と対戦し延長まで追い詰めた、ONE世界王者・ロッタンの名を挙げた。榊原代表は「それはONEにいくしかないよねえ。でも、話がつけばないことはない」と今後も大雅と盛り上げるカードを組んでいくと話した。

 RIZINに参戦後、思うような結果が出ず、苦しい時期も経験した大雅。年末に白鳥に2連敗を喫したこともあり、まだまだ戦わなければならない相手は多く存在する。コロナウイルスが収束した後、大雅の2020年の巻き返しに期待したい。

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