【RIZIN】堀口恭司が米での厳しい自粛生活も心構え語る、復帰後は「海くんをぶっ飛ばしたい」
堀口恭司(29=アメリカン・トップチーム)が、アメリカでのリハビリ、コロナ禍での厳しい生活、さらにRIZINの現状について語った。本日4月23日発売の『Fight&Life』誌(2020年6月号)のインタビューで答えている。
昨年10月、練習中の負傷による右膝(ヒザ)前十字靭帯の断裂と半月板損傷で、全治10ヶ月と診断を受けていた堀口。11月に手術を受け、それから5ヶ月が経ち、順調にフロリダでのリハビリ生活を送っている。
インタビューは4月14日に行われたが、堀口はアメリカのコロナの状況について「どんどん日に日に悪くなっていますね。最初の頃はスーパーとかも早く閉まったり、飲食店もその場で食べさせない、テイクアウトだけっていう感じだったんですけど、今はもうマスクをしないと店に入れないんです」という状況。マスクがなかなか手に入らない中で堀口はタオルを巻いて店に入るのだと言う。
食事は自炊だ。「最初の頃はまだレストランがオープンしていたからレストランで食べていたんですけど、今はテイクアウトでも自分で食品を取れなくて、食品にカバーがしてあって店員がこちらが言ったものを取っていく、絶対食品には触らせない感じです」とかなりの厳戒態勢だ。
堀口は圧力鍋でカレーを作るのだと言う。「面倒くさいからジャガイモとか肉もあんまり切らないでデカいまま入れて、カレーが一番ラクなんですよ」と笑う。
この状況の中、気になる回復の現状は「今はジャンプやランニングも出来るようになって、すごくよくなってきています」と言う堀口。
ヒザの痛みはまだ少し出ているものの「徐々によくなって今はこの前上げた動画みたいに走れるところまで来ています」と確実に回復してきている。堀口は4月9日にSNSでランニングマシーンで走っている動画を投稿している。
格闘技の練習については「完璧に治さないとまだ練習には参加できないなっていう感じです」と、練習復帰はまだのようだ。
現在の”戻り具合”は「いまはまだ50%に行かないぐらい、30とか40%ぐらいじゃないですかね」とするも「自分はステップだったり、すごく動くスタイルなので、あそこまで戻すにはもうちょっと時間を掛けないと。でも、このままいけば絶対できると思います。全然問題ないし、そこは確信しています。謎の確信ですけど」と得意のポジティブ思考を発揮している。
ケガを負い、長期の欠場を強いられている堀口は、新型コロナウイルスの影響で”自粛”する世界中の人たちの境遇とも共通するものがある。堀口は「鈍感になれ」と笑う。「深く考えたってなるようにしかならない。状況はそのままじゃなくて、いずれよくなっていくと思うので、マイナスに考えないことが一番よくなる方法かなと自分は思います」と語る。
さらに「我慢、って思っちゃうとやっぱり我慢ってできないので、“これが普通なんだ”、って思うと普通にできます。そうか、これが普通なんだ、みたいにマインドコントロールすれば、それで全然行けます」と、“鈍感力”が大事だと笑いながら語る。
そして「コロナが終った後のことを考えていろいろアイデアを練ったり、格闘家だったら自分の体を作ったり、そういう先のことをプラスに考えていけばモチベーションにもなるしプラスのエネルギーになっていくと思います」とメッセージを送った。
また現在のRIZINバンタム級戦線についても語っており「誰がベルトを獲ろうが俺が獲るからいい、みたいな感じです。とりあえず海くんをぶっ飛ばしたいっていうだけです」と、昨年9月に自身初のKO負けを喫した朝倉海の名前を出し”ぶっ飛ばす”と口にしている。
Fight&Life誌では現地のコロナの状況、試合復帰の目処や、RIZINを離脱した元RIZINバンタム級王者マネル・ケイプへ感じていること、リハビリ生活中の思いなどが4ページに渡って堀口提供の写真と共に掲載されている。
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