【RIZIN】佐々木憂流迦が“夏のメガイベント”での再起に意欲、復帰戦の相手は所英男か
5月8日(金)19時より格闘技イベント『RIZIN』のYouTubeライブ配信番組「榊原社長に呼び出されました」が放送された。
この番組は、活動自粛を余儀なくされている選手たちに、ありとあらゆる質問を榊原信行代表がぶつけていくというものだ。5回目となる今回は、元修斗環太平洋フェザー級王者・佐々木憂流迦(30=Serra Longo Fight Team)が出演した。
佐々木は2013年1月に修斗環太平洋フェザー級王座を獲得後、翌年にUFCと契約を果たしその名を轟かせた。RIZINへの参戦は2018年大晦日、マネル・ケイプを得意の寝技で完封すると、その実力の高さからRIZINバンタム級四天王の一角と称された。
2019年10月の『RIZIN.19』に急きょ参戦し、朝倉海と対戦。戦前は互角の勝負が期待されていたが、朝倉の右ストレートでアゴの骨を折られ敗北した。試合後には自身のSNSで真っ二つに割れたアゴのレントゲン写真を公開。その衝撃的な画像からファンの間では安否が気遣われていた。
そのケガの回復状況について榊原代表が質問すると、佐々木は「痛みはなくなって、骨もくっついている」と説明。しかし「アゴの付け根部分の神経の管がずれていて、無感覚になっている。再手術をやる予定だったが、コロナの影響で延期になり目処が立っていない」と、再手術の予定が立たないことを明かした。
非常に深刻な状況に思える説明だったが、再手術内容は「部分的に骨をはがしてもう一回はめる。場所は分かっているので、完治までの時間は短い」と、佐々木は競技復帰への影響は少ないことをアピールした。
ファンだけでなく、関係者から見ても甚大なダメージを負った敗戦だったが、佐々木は「(気持ちは)全然折れてないですね」と再起に前向きな構え。RIZINでの戦績が1勝2敗であることに触れると「すぐに取り返したい。やってない期間でもファンの声が聞こえてくるので、どんどんやりたい欲が上がってくる」とすぐにでも戦いたいと言わんばかりの姿勢を見せた。
回復に向けて非常に前向きな佐々木を見た榊原代表が「手術がいつやるか次第だけど、年内(の復帰は)ある?」と質問を飛ばすと、それを受けた佐々木は「あり得ます」と即答。さらに復帰のスケジュールを「今月末に手術できれば7月に完治、そこからキャンプに入れば7月大会に間に合う」と解説し、榊原代表が提唱している「夏の格闘技メガイベント」参戦への可能性も強調した。
番組を視聴しているファンからは、復帰に向けた期待の声と質問が上がった。質問の中には「復帰戦は誰とやりたいか」という対戦相手の名前を求めるものも多く、それを受けた榊原代表は「どう考えるべきかな」と具体的なプランに頭を悩ませているようだ。
ここで佐々木は自ら「今の情勢を考えずに言ってもいいですか?」と自ら対戦希望者2名を挙げた。まず最初には「RIZINバンタム級で絶対的にやりたいのは堀口選手」と、こちらも朝倉海に敗北してからの復帰戦を控える堀口恭司。そして「所選手とやりたい」と、日本MMA界のレジェンドファイターである所英男を指名した。
所は直近ではグラップリングの試合を中心に活動を続けており、MMA戦は2017年7月にRIZINにて行われた堀口恭司戦が最後となっている。しかし榊原代表によると、所本人も「なんとなくフェードアウトするのではなく、試合をやってみたい」とMMA戦への出場意欲アリとのこと。
もちろんコロナウイルスの収束状態次第とはなるだろうが、夏のメガイベントで行われる佐々木の復帰戦の相手が、所の約3年ぶりのMMA戦となる可能性が生まれた。
▼佐々木憂流迦と榊原代表の対談動画
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