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ボクシング転向の久保優太「舐めている」との声にも自信、プロでも世界王者目指す

2020/06/04(木)UP

久保は今年2月、3月のピケオー戦に向け、20年ボクシングジムのトレーナーだった矢口氏のミットに鋭いパンチを叩き込んでいた

 6月3日(水)の20時半より、K-1を引退してボクシング転向を表明した、久保優太(32)が自身のYouTubeチャンネルで、ファンからの質問に答えた。

 ボクシングへの転向を発表した後の反響はTwitterのトレンドとなるほど、大きなものであった。気がかりなのは、今後の久保の活動についてだ。

 東京オリンピックのボクシング代表選手は、昨年国内予選も終わり、代表選手もほぼ出そろったが、2024年のパリ大会も見据えた。

 SNSでもプロボクシングでも世界チャンピオンを目指すと宣言した久保。これまで3Rで戦ってきた久保にとってボクシングのラウンド数は長い。K-1は3Rだが、元々やっていたムエタイは5R。それに比べプロボクシングは日本タイトル戦で10R、世界タイトル戦で12Rと長い。
「色々戦い方を変えながらやっていかないといけない。ボクシングは長距離走みたいなもの」とし、「逆にラウンド数が長ければそれだけ戦略も練られる」と大きな問題にはしていない様子。

 ファンからは「舐めているように見える」と辛辣な言葉も飛び交うが、「決して舐めてはいない。僕は日本ランカーと世界ランカーの選手とかなり(ボクシング)の練習していた。元々ムエタイをしていて、K-1ルールに適応するにあたって、めちゃくちゃパンチを研究しないといけなかった」とパンチに焦点を当てた練習をしていたと語る。

ピケオーのパンチをしっかり目を開けてかわす久保

 さらに10年久保のトレーナーを務めている矢口哲雄氏は、新日本木村ボクシングジムで約20年間トレーナーをしていた実績がある。それも久保が矢口トレーナーに教わってきたボクシング技術も転向への自信になっている一つといえよう。
 その矢口氏から打撃、ボクシングを習っていて、その延長線でボクシングジムに出稽古に行く機会があったと言う。角海老ジム、ヨネクラジムにも出稽古に赴いたと言う。久保は「そこの会長さんが『センスあるじゃん、ボクシングに転向しろよ』みたいなこと言うわけですよ。当時はK-1が好きなのでということで、断り、K-1を続けてきたが、ボクシングジムからはお誘いはあった」とも語った。

「ボクサーとのスパーをしてて、これだったら、自分も頑張れば通用するなと思ったので、挑戦します」と久保。かなりの努力が必要となることは、自身が一番理解しているだろう。これからの練習でデビューに向けて、準備していく予定だ。

6月3日、K-1引退会見でベルトを返上した久保(C)K-1

 久保は今後、プロかアマかどちらが先かについては今後のジムの受入先との相談としたが、久保の見据える階級については、ウェルター級であると語った。ウェルターといってもプロとアマでは体重が違う。これまで久保がいたK-1のウェルター級は-67.5kg、アマチュアの五輪競技の場合のウェルター級は-69kgとK-1より重く、プロボクシングの同階級は-66.68kgと軽い階級となってしまうが、「毎日走って、蹴りが必要ないから太もも(の筋肉)とか落ちるらしい。67.5kgよりちょっと落とせるのかなという感じです」とボクシングをやると体重が落とせる見通しを語る。これはプロボクシング参戦を意識した発言か。
 日本の場合、プロで試合をして6か月の引退期間を経た元スポーツ選手はアマチュアの選手登録が40歳まで可能だ。久保は現在32歳、まずはプロでリングに上がりながら4年後のパリ五輪を目指すこともできる。

 久保はこれでキックボクシングから離れることになったが、新天地となるボクシングでどんな戦いを見せてくれるか。現在、久保は自身が運営する、格闘技を学びたい人にトレーニング技術を提供する『久保優太格闘技塾』やジム設立の計画をしており、今後に期待がかかる。

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