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格闘技の聖地・後楽園ホールは6月15日まで休館、7月9日までは無観客の理由

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2020/05/30(土)UP

後楽園ホールは6月後半から営業再開予定だ

 東京都の小池知事は29日の記者会見で、週明け6月1日から「ステップ1」から次の「ステップ2」に緩和すると発表。学習塾やスポーツジム、映画館なども営業可能となる。
 27日、後楽園ホールを擁する東京ドームシティが今後の予定を発表、6月1日からの主な営業再開予定施設として「スパ ラクーア」や「東京ドームボウリングセンター」「宇宙ミュージアムTeNQ」等の名前があったが、後楽園ホールの名前はなかった。

 そこで29日、後楽園ホールに問合せたところ「6月15日まで休館、6月16日以降は行政次第だが、このままいけば7月9日まで無観客開催となる。しかし、(行政の)緩和条件によっては中止することもある」と話した。後楽園ホールは政府が決めた「全国的な人の移動を伴うイベント(プロスポーツ等)」に準じているという。それによると、段階的緩和のステップ3が始まる6月19日以降については、プロスポーツなどの、全国から人が集まるイベントは、例えば、 夜の街への外出等の感染リスクのある行動の可能性もあることから、無観客で開催することを求 めるというもの。7月10日以降は段階的に集客が可能となる見込みだ。

無観客大会でも笑顔でパフォーマンスする「KHAOS」のラウンドガール(20年4月4日、新宿FACE)

 なお、展示会などの全国的な移動を伴わない地域イベントの場合は、25日からのステップ1で屋内100人以下、屋外200人以下まで。ステップ3となる6/19以降は1000人以下、7/10以降は5000人以下まで可能となる。どの段階においても、密を避けるため屋内イベントは収容定員の半分以下、屋外イベントは人と人との距離を保つことが要件としている。

 6月後半には、格闘技ではKrushとRISE、プロレスでは全日本プロレス、アイスリボン、DDTプロレス、スターダム等の興行が予定されている。「無観客でできないところは早々と中止を決定しているが、ネット配信で無観客でやるところもある」と後楽園ホール側はコメントした。

プロボクシングでは7月16日に後楽園ホールの無観客興行から。防衛戦を行う日本スーパーライト級王者・井上浩樹(中央)

 プロボクシングでは大橋ジムが7月16日に後楽園ホールで無観客興行を開催予定だ。日本スーパーライト級王者・井上浩樹(大橋)や、OPBF東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(大橋)のタイトルマッチ2試合が発表されている。

 後楽園ホールビルに拠点を持つ日本プロボクシング協会(JPBA)と日本ボクシングコミッション(JBC)は、29日『新型コロナウイルス対策連絡協議会』を開き、7月にはプロ興行を開催するが当面は原則として無観客試合になることを確認している。プロ野球は「全国的な人の移動を伴うイベント(プロスポーツ等)」が解除される7月10日からの客入れを計画しているが、プロ野球とは会場のキャパが違うとし、より慎重に協議していくとした。

 ちなみに、中小規模の格闘技の試合が行われる新宿FACEは、5月いっぱいは休業となるが、6月からは営業を再開し、基本的に無観客または配信のイベントを行う方針だという。

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