2020/08/23（日）UP
（最終更新：2020/09/15 12:36）

持参したモンキーバナナのドライフルーツと、カットフルーツを紹介してくれたレイナ

　8月23日（日）東京・ニューピアホールにて開催される『DEEP 95 IMPACT』の計量が、22日（土）都内にて12:30より行われた。

　第7試合［DEEP JEWELS KICKルール 63kg以下 3分3R］で熊谷麻理奈（WSRフェアテックス札幌）と対戦する、KINGレイナ（K-Clann）は、リミットの63kgをジャストでクリアーした。

　レイナは、女子重量級で2016年にプロデビューし、DEEP JEWELSやRIZINで破竹の7連勝。しかし、2017年12月のRIZINで初黒星を喫し、かつて88kg契約などで戦っていた重量級からの階級変更を決意した。

見事に計量をパスしたレイナ

　フェザー級（66.3kg）を経て昨年10月のDEEP JEWELSに63kg契約で出場予定だったが、前日計量で体重超過により失格という失態を犯した。そのため、今年2月にはフェザー級（66.3kg）で復帰戦を行なっている。

　今回、再び63kg契約の一戦に挑むレイナは、見事に計量パス。前日には、顔色が良くなかったというレイナだが、計量直後にインタビューしてみると、血色も良く、コンディションの良さを感じさせた。

　減量に苦しんでいた、この階級で減量に成功し、計量をパスしたレイナの秘訣に迫った。

レイナが持参したドライフルーツとカットフルーツ、モンキーバナナやパインなどが揃う

　いつもより、減量した体重自体は多かったというが、レイナが減量の際に注意したのは「計画的に減量する」ということだ。「減量を早めにスタートして、前々日には、残りが1.5kg、前日には1kgと計画的に落としていくことが出来ました」と振り返る。

　中でも、レイナが取り組んだのは食生活の管理で「腸内環境、胃を整えることを考えながら食事をしていました」という。腸内環境と胃を整えることが、良いコンディションを保つことに繋がるのだ。

　今回の食事では、これまで肉をしっかり食べていたものを、「魚介類と果物を中心に摂っていました。私は果物が好きなので、砂糖を使ってないドライフルーツを食べるようにしています」と説明する。魚油に含まれるDHAとEPAは体脂肪の消費を促進するとも言われる。また、ドライフルーツは、ミネラルや食物繊維などは生の状態よりも増えるものも多く、美容分野などでも注目されている食品だ。

コメントするレイナ

　レイナは、計量にはドライフルーツを持参。見せてもらうと、乾燥させたパインやモンキーバナナ、レモンの皮、さらにはヤシ科の高木ナツメヤシの実であるデーツもあった。デーツに関しては「干し柿みたいな味がするんですよ」と、笑顔でレイナは教えてくれた。筋トレに励む人に、果物を食べることを勧められて始めたようだ。

　この減量の方法について、レイナは「胃に物が入っている状態にできる」という利点を述べる。「ドライフルーツは、少しずつ食べていました」というように、食べる頻度が増えてもカロリーを抑えられ、空腹感も満たされるため、減量に有効だ。その他にも、メロンやパインなどのカットフルーツなども持参していた。

　大好きなフルーツを食べていられる減量であるため、レイナは「幸せな減量ですね」と笑顔で話し、「前回戦った2月の試合の時は、冷凍のマンゴーも食べていました。肉を食べずに、炭水化物は取らずに、好きな果物を食べて、生活していましたね。素材の味が好きなので」と、まさに果物ライフといわんばかりの食生活を営んでいる。