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【K-1】女王KANAが壽美と激突「自分が負けたらK-1の女子が終わる」覚悟の一戦へ

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2020/08/25(火)UP

KANA(左)が壽美(右)と対戦する

 11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の第1弾対戦カード発表記者会見が、8月25日(火)都内にて行われた。

[スーパーファイト/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R]で、初代K-1 WORLD GP女子フライ級王者・KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が、壽美(ことみ/NEXT LEVEL渋谷)と対戦する。

意気込みを語るKANA

 KANAは、“クラッシャー・クイーン”の異名を持ち、女子選手離れした攻撃力で第2代・第4代Krush女子フライ級王座に輝いた。18年にはK-1デビューを果たし、その翌年12月に念願の初代女子フライ級王座決定トーナメントが開催されると、1日2試合を勝利し、王座を戴冠した。今年の3月には海外の強豪にKO勝利し、絶対王者を証明している。

 対する壽美は、17年よりKrushに参戦して、着実に実績を作ってきたファイター。サウスポーから繰り出される左ストレートなど、威力のある打撃が持ち味だ。昨年8月にヨセフィン・ノットソンに敗れて以来、2連勝中と波にのる。

壽美(左)の同門には、かつてKANAと対戦した紅絹(右)が在籍している

 意気込みを求められたKANAは、試合間隔が8ヶ月ほど、長い期間空くのは初めてだと明かし、「自分が負けたら、K-1の女子が終わるのでしっかり勝って次につなげます」と、王者としてK-1を背負う者の覚悟を示した。

 KANAにとって日本人対決は、昨年8月の大阪大会以来となる。その際はモチベーションが上がらない時もあったという。しかし、今回は「対日本人でも、自分がリングで試合することにも意味がある。リングでの上は100%はないのでしっかり準備してリングに上がりたいです」と、意欲は高まっている。

  壽美の所属ジムには、過去にKANAと対戦した紅絹が所属しており(16年Krushのリングで対戦して、KANAが判定勝利)、対戦に向けて十分に対策を練ってくることが考えられる。KANAは、その点も踏まえた上で気を引き締めている。

いきいきとコメントする壽美

 壽美からの「自分がアマチュアの時からKANA選手は憧れで、プロになりたいと思ったきっかけもKANA選手で、会場で写真を撮ってもらったりしたこともありました、でも、気づいたら超えたい存在になってて、常に意識して練習していました」との思いを聞き、KANAは「ありがたいことだけど、やっぱり簡単に超えられる存在ではいけない」と、レベルの差を見せると言い放った。

 壽美にとっては、王者を倒す絶好のチャンスだ。「今回は、試合後どうなってもいいのでとにかく勝ちに行くと決めています」と、試合に挑む覚悟は決まっている。今後のK-1女子戦線を占う試合に注目が集まる。

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