【K-1】卜部弘嵩、才賀紀左衛門に「全ての局面で勝つ」先輩・京太郎には「芸能人と結婚できる可能性ある」
12月13日(日)両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』に参戦する、第2代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・卜部弘嵩が公開練習を行った。卜部は-58.5kg契約の一戦(3分3R・延長1R)で、才賀紀左衛門と対戦する。
卜部は昨年11月に、2階級制覇を目指しフェザー級(-57.5kg)のトーナメントに参戦。1回戦は華麗なテクニックで、ブランドン・スぺインに判定勝利したが、準決勝でタイからの刺客のジャオスアヤイと延長戦の末に敗退した。
今回が約1年ぶりのリングとなる弘嵩。今は試合に向けた追い込みの最中で「体調はいいんですけど、けっこう早くから追い込みをしてたんで、疲労が溜まってます。疲れてるので、今は調子はあんまりよくないです」というものの、ミット打ちでは以前と変わらぬシャープなパンチと蹴りを見せた。
これだけ試合間隔が空くのはキャリアの中でも初めて。試合に向けた練習をするようになったのは夏前からで、それまでは半年以上「何もしていなかった」という。「ちょうど世の中もコロナで大変な時期でもあったので、外にも出ませんでした。僕の中でも(格闘技を)やめるか続けるか、どうしようかなという感じでした」と引退も視野に入れていたと言う。
様々な葛藤の末、最終的に弘嵩は現役続行を決定。「最初は、試合も決まってないけど、ちょっと動いてみようかなという感じで、そこから徐々に上げていきました。そうすると、純粋にまた格闘技がやりたくなったんですよ。やりたくなった時には練習ができているので、モチベーションも仕上がりも全然違う。そこが今までと違うところかなと。これは久々の感覚ですね」と自然体で臨めるようだ。
今回の相手・才賀について卜部は「(才賀に対して特別な思いは)ないです」と一蹴。才賀の試合映像は「全然見てないです。周りの人たちが見てくれているんで。ちょっとだけ確認したいことがあったら見てみようかなとは思いますけど。試合が決まる前にちょっと見たことがあったんですけど、その記憶では、参考にならないだろうなと思います」と、あまり関心はない様子だ。
さらに「正直に言うと、僕にとって相手はどうでもいいんです。今は今回の試合に集中して、その後のことは終わってから考えますが、チャンピオン(江川優生)に対していいアピールができる試合をしたいです」と、ベルトを見据える気持ちのほうが強いと打ち明ける。
今回の試合は「全ての局面で勝ちたいですね。その結果、KOできればいいなと。勝ったらその次の試合をどうするかも、またゆっくり考えて決めたいと思います」と、圧倒勝利を目指す。
先日の「K’FESTA.4」会見では、K-1に復帰する京太郎が「K-1に出ると卜部弘嵩のように芸能人と結婚できると思って」と発言。思わぬところで名前が出た格好だが、弘嵩は「その可能性はあると思います」と笑い、続けて「京太郎さんは大好きな先輩なんですけど、ホントにメチャクチャ強いですよ」と絶賛したが、ふと我に返り、「あんまり誉めるとよくないですね」と笑った。
最後に「僕自身、不安な気持ちもあるし、楽しみでもあります。必ずしっかり仕上げて、いいパフォーマンスを見せます」と締めくくった弘嵩。今回の一戦では、ベルトへ繋がるアピールが出来るか。
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