【Krush】菅原美優、得意な蹴りに加えパンチ強化「パンチでも勝負したい」
11月27日(金)後楽園ホールで開催される『Krush.119』の[第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]でMOE(18=若獅子会館)と対戦する菅原美優(21=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が所属ジムにて公開練習を行なった。
菅原は、”現役美容師ファイター”として今回の王座決定トーナメントに参戦し、準決勝では優を判定で下して決勝戦に進出した。公開練習では、大宮司進代表の持つミットにワンツー、ミドルキックをテンポよく繰り出した。
普段、菅原の減量はほとんどなく、女子アトム級のリミットは45kgに対し、これまでの試合ではほとんどがアンダーだったという。しかし、今回は「体重が増えるように食べたりとか、増量を心がけました。減量は、お風呂に気持ち長く入るかなぐらいですけど(笑)。今までも別にフィジカルで負けたなという感じもなかったんですけど、パワーはあった方がいいかなあという感じです」と自身のパワーアップに努めてきた。
「出来ることを増やしたり、今までやれていた技を、もう一つレベルを上げるような練習をしました。特にやったのはパンチですね。今回、パンチでもちょっと勝負したいなと思って。MOE選手はそんなにパンチャーというわけでもないですけど、自分の実力を試せるいいチャンスかなと思います」と菅原自身、成長を感じている。
対戦相手のMOEについては「これといったずば抜けた強みが分からない」というのが率直な印象だ。「上手いし、強いのは確かなんですけど、『じゃあ、この選手は何が強いの?』って言われたら、『うーん』ってなっちゃうんですよね。全体的な平均値が高い選手なので、特にどこを警戒するというのがなくて。でも、いざ対戦してみてビックリしないように、変な油断はしないようにという感じです」と油断はないが、特に警戒する点はないという。
その点も踏まえて「自分は蹴りが得意なんですが、蹴りに頼らないというか、成長した姿を見せたいです」と自身の実力を見せることを念頭において、練習に励んできた。
今回、プロ6戦目にして初のタイトルマッチとなる。プレッシャーについて聞かれると「自分では気にしてないんですけど、周りから心配されることも多いので、自分で気づいてないところで緊張してるのかもしれないですね」と笑う。心配されるというのは「泣きそうな顔になってたり、情緒不安定になってたり、ボーッとしてる時間が増えたとか」ということで、自分でも意識しないうちにプレッシャーを感じているようだ。
「ベルトがほしいのは確かなんですけど、自分は負けず嫌いなので、いつも通り負けず嫌いの方が先行してるなと思います。負けたくないと思うのはいつも通りです」と、ベルト以上に勝敗にこだわる気持ちが高まっている。
最後に「しっかり勝って成長した姿を見せてベルトを巻きますので、応援よろしくお願いします」とのメッセージで締めくくった菅原。試合後にはベルト姿でファンの前で、笑顔を見せることができるか。
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